求人 NEW

自然が育む天然水と
湧き出るアイデアを
掛け合わせる

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

「自分でやろうと思った仕事ができると、すごく楽しいと思うんです。だから社員が考えてきたアイデアはなるべく通してあげたくて」

「そうすると会社を自分ごととして考えることができるから、みんなイキイキと働いてくれるんですよ」

こう話してくれたのは、マーキュロップ代表の田邊さん。マーキュロップは主に家庭用のウォーターサーバーを扱っている会社です。

富士山麓の自社工場で採水される天然水の美味しさは、世界のコンテストでも入賞するほど。

天然水の製造から宅配に加え、コーヒーやお米、野菜などの自社商品も展開しています。

今回募集するのは、販売促進の担当者。今は一人だけがその担当になっているため、新しい人の新鮮な目線を求めています。

天然水を活かした新商品の開発やキャンペーンの企画など、販売促進にかかわること以外にも、商品の受発注やホームページの運営など、できることは幅広くあります。

きっと自分ならこんなこともできるのでは、と想像を膨らませながら読んでみてください。

 

東京・日本橋。

水天宮前駅から歩くことおよそ5分。すぐ近くを首都高速が通るビルの8階に、マーキュロップのオフィスがある。

はじめに話を聞いたのは、代表の田邊さん。

田邊さんのご実家は、1835年からずっと商売を営んできたそう。農家に肥料を卸したり米の流通を手がけたりと、時代に合わせて形を変えながら、さまざまな事業をおこなってきた。

今から60年ほど前、燃料が石炭からガスに変わる時代には、プロパンガスの事業を始めた。

「最初は家業を継ぐことに反抗的でした。自分で新しい商売を始めてみたかったんですよね」

あるとき、扱っているガスの販売量を増やすために、飲食事業を立ち上げないかと父親から話を持ちかけられる。自分の好きなようにやらせてもらえるなら、と田邊さんは新しい会社を立ち上げ、代表として飲食店を始めることに。

順調に業績が伸びていくなかで、さらに別の事業にも挑戦してみようと目をつけたのが、ウォーターサーバーだった。

「日本は水道水が飲めるから、海外に比べると『水を買う』ということが一般的ではなかったんです。でも将来的に、きれいで美味しい水を求める人が出てくるんじゃないかと。それで20年ほど前にマーキュロップを立ち上げました」

当時の日本は、ペットボトルの飲用水を中心に、水を買う文化が浸透しはじめたころ。

海外では当たり前になっているウォーターサーバーが、ゆくゆくは日本の家庭にも普及するかもしれない。そんな想いから会社を立ち上げた。

「実はプロパンガスとウォーターサーバーって、ビジネスの方法が似ているんですよ」

どういうことでしょう?

「ガスボンベもウォーターサーバーも、同じお客さまに定期的に商品をお届けして、継続的な収益を得ることができるビジネス。まさに、うちがプロパンガスで培ってきた強みを活かせると気づいて」

「飲食店だと天気など外的要因によって売り上げが左右されることが多いんですが、この事業は年間の売り上げ見込みも立てやすいことに加えて、お客さまとの関わりが持ちやすいというメリットもあるんです」

これまでの経験も活かすことができ、ビジネスの面白さを感じた田邊さんは、ウォーターサーバーの事業に注力していくように。

「マーキュロップには『健康をお届けする』という考えがあって」

「生活習慣病などの病気にかかると、水をしっかり飲むようにお医者さんから言われることが多いんです。でも水だけってなかなか飲めないんですよね」

たしかに水道水が安全に飲めるとはいえ、そのまま飲むことはあまりしないし、冷蔵庫にお茶やジュースがあったら、そっちを選んでしまうことが多い気がする。

「ウォーターサーバーがあることで、冷蔵庫を開けずとも気軽にコップで水を飲むことができるようになるんですよ。そしてそれが習慣になる」

加えて必要なのが、お客さんからも高評価だという水の美味しさ。

富士箱根伊豆国立公園の中で、とくに自然環境が保全された「富士山景観形成地域」で採水される、マーキュロップの天然水。

地下から汲み上げられた天然水は、軟水のため口当たりまろやかで飲みやすく、ミネラル成分も豊富。また、外気に触れることなくボトルに詰められるため、衛生的だという。

「お客さまに納得して飲んでいただけるよう、無料の工場見学ツアーもおこなっていて。工場を一度見ていただければ、素晴らしい自然環境で採水された天然水をそのまま詰めていることが確認できるので、さらに安心していただけると思います」

水はもちろん、配送にもこだわっているマーキュロップ。配送スタッフはすべて自社の社員で、お客さんと直接連絡がとれる仕組みも整えている。

たとえば、配送のキャンセルや本数の変更はお客さんが事前に申し込まなければならないことが多い。

マーキュロップでは、お客さんが直接配送スタッフに連絡できるため、配送当日でも柔軟に変更対応できるそう。

加えて配送スタッフは急なトラブルが起きたときに駆けつけたり、年に一度のメンテナンスもおこなう。

もし自分がお客さんだったら、顔馴染みの配送スタッフがさまざまなサポートをしてくれるのは心強い。

「配送スタッフは同じお客さまのもとに何度もお伺いするので、だんだんと関係性ができていくんです。お客さまと一緒にゴルフに行ったスタッフもいるくらいで(笑)」

お客さんと直接関わるからこそ、どうしたらもっと喜ばせることができるだろうかと、スタッフ自ら企画を生み出すことが多い。

そこで生まれたのが、野菜やお米などの自社商品。

以前、採水工場ができたとき、その周辺地域にある特産品を活かして商品開発ができないかと社内で話が上がった。

いくつか出た候補のうちのひとつが、トウモロコシ。農家さんとコンタクトを取り、スタッフが実際に食べてみたところ、あまりの美味しさに売れることを確信。

田邊さんもそのアイデアを受け入れ、商品化が決まった。トウモロコシは想像を上回るほどの人気で、今では夏の定番商品となっているそう。



「次の夏は、その農家さんがつくられた枝豆も販売する予定です」

そう話すのは、販売促進・システムチームマネージャーの古川さん。入社15年目で、社内のことに幅広く関わっている方。

今回新しく入る人は、古川さんと同じ販売促進を担当する。

「さっきの枝豆のような新商品の開発に、商品の卸メーカーさんへの受発注、お客さま向けのキャンペーンの企画・運営、チラシの作成、お客様向けホームページの運営などをしています。システムのほうだと、配送システムの運営も担っています」

ひとりでそんなに…? 驚きです。

「大きい会社さんなら企画とか受発注とか、それぞれの部署があると思うんですが、うちは販促という部署で何でもやっています」

たとえば、と教えてくれたのは、堀口珈琲と共同開発したドリップコーヒー。

「お客さまからよく、コーヒーを販売してほしいとお声をいただいたんです。水には自信があるので、一流の会社さんとコーヒーをつくりたいと思って」

そこで浮かんだのが堀口珈琲。1年もの間やりとりをつづけ、開発に漕ぎ着けたという。

「どんなところに貴社の魅力を感じて、どれだけ本気で一緒にやりたいか。ラブレターみたいなメールを送ったと思います」

一緒に開発する上では、コーヒーの知識も必要となる。古川さんはさまざまなコーヒー店のコーヒーを飲み、豆の質や味の違いを自分なりに研究していった。

マーキュロップの水は軟水で、濃いコーヒーだと水の美味しさが薄れてしまう。何度も打ち合わせや試飲を重ね、水の良さを活かせるよう、水出しにしても紅茶のような風味を楽しめるコーヒーが完成した。

「堀口珈琲さんも、これなら自信を持って自分たちの名前をつけられるとおっしゃっていて。いいものができてよかったと思いましたね」

ほかにもこんな商品があるんですよ、と手渡されたチラシには緑茶にコーンスープ、ゆずシロップにお米など、水と一緒に楽しめる商品がずらりと並ぶ。

古川さんはこれらすべての商品開発に携わり、チラシのデザインや文章を考え、商品写真の撮影もおこなったそう。

そして商品の完成後は、各地の営業所の配送スタッフに商品説明をしていく。

「私は通常、お客さまと直接話さない部署なので、販売するスタッフに商品の良さを伝えてもらうことが重要ですね」

販促担当でもうひとつ大切な仕事が、キャンペーンの企画。

たとえばマーキュロップで販売しているコーヒーなどの商品を購入した金額に応じて、景品が当たるくじやビンゴに参加できるというキャンペーン。

新しく入る人にはそういったキャンペーンの企画からやってもらえたら、とのこと。

「配送スタッフはお客さまとお会いしているからこそ、こうしたほうがいい、という正直なコメントをくれる。提案してもうまくいかないこともあるから、はじめは落ち込むこともあるかもしれません」

「あとは、長く一人で担当していることで、マンネリ化しているんじゃないかと思っていて。新しく入る人には、どんどんアイデアを出してほしいですね」

多くの人と関わりながら、幅広い業務に携わるマーキュロップの販売促進は、これまで古川さんが一人で担ってきた。

「会社のスタッフ全体で取り組もうと決めている業務もあって。今日は朝から取材までの間、カスタマーセンターにかかってくる電話対応をしていました」

「ほかの会社で販促を経験してきた人だと、なんでもやる環境は違和感をおぼえるかもしれません。一方で、自分が考えたことが目の前で形になるので、やりがいも大きいと思いますね」

入社当初は法人営業を担当していたけれど、お客さん向けの案内文やホームページの作成など、できるかもしれないと声をあげていくうちに、仕事の幅が広がっていったという。

はじめは仕事の幅広さに驚くかもしれない。けれどコツを掴んでいけば、会社全体のことが俯瞰して見えるようになるし、自分次第でいろいろなチャレンジができるようになるはず。

「よく採用面接で『販促の仕事ってかっこいいですよね』って言われるんです。もちろん新商品の開発とか華やかに見えるかもしれないけれど、結構コツコツ地道に積み上げていくような仕事が多いと思います」

これだけの仕事を担いながら、残業はあまりしていないそう。その上で、プライベートからいろんなアンテナを張っている。

遠方の出張では土産売り場や道の駅に足を運んだり、好きなお店の新商品をいち早く試したり。販売促進の業務につながるネタ探しを、普段から楽しんでいるという。

「新しい人には、プライベートも充実させることが結果的に仕事にもつながっていく楽しさを感じてほしいですね」



やってみたいと思う仕事が、実際に形になる。幅広い仕事を担うからこそ、やりがいを感じられるチャンスも多いのだと思います。

自分自身が楽しんで仕事をしたい。たくさんの人に喜んでもらいたい。そう思う人は、ぜひ応募してみてください。

(2022/12/16 取材 小河彩菜)

※撮影時はマスクを外していただきました。

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