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ジュエリーは
気持ちの入れもの

年齢や性別を問わず、流行にも左右されない。

着飾るためではなく、日常に溶け込むようなシンプルなデザイン。

SHIHARAのジュエリーには、そんな特別さがあるように思います。

デザイナーでもある代表の石原さんが、2010年に設立した株式会社ユイクリエイツ。シンプルでミニマルなデザインを特徴とする「SHIHARA」や、伝統的な宝飾技術を使った「YUTAI」など、ファインジュエリーのブランドを国内外で展開してきました。

今回は、「SHIHARA TOKYO」をはじめとする、SHIHARAの直営店の販売スタッフとジュエリー製作・生産管理スタッフを募集します。

店頭に立って接客をするほか、各地でのポップアップの運営、バックヤードでの事務など。一人ひとりが幅広い業務を担うため、スタッフのチームワークも大切にしています。

お客さまの想いを汲み取り、一緒に選んでいく。買ってもらったジュエリーが、次の世代へ受け継がれる。

誰かの特別な瞬間に出会える仕事です。

 

明治神宮前駅から10分ほど歩く。

だんだんと住宅街になり、細い路地を進んでいくと、白いタイルの2階建ての建物が。大きなガラス窓の奥に輝くジュエリーが見える。

ここは、「SHIHARA LAB(シハラ ラボ)」。

2014年から8年間、SHIHARA初の直営店として営業してきたSHIHARA LAB。2023年5月にリニューアルオープンした。

SHIHARAがセレクトした国内外のジュエリーを展開するほか、実験的なプロジェクトをおこなうこのスペースは、ジュエリーを基軸に多面的なプラットフォームを目指している。

現在は、金、土、日曜限定でストアのほか、トランクショーやワークショップなどが開催されている。

1階のストアを見学し、2階のラウンジへ。

まずここで、代表でありデザイナーの石原さんに話を聞く。普段から撮影は控えているとのことで、今回もお手元のみ。

専門学校でジュエリーについて学んだのち、2010年に株式会社ユイクリエイツを設立した石原さん。

14年間、どんな想いでジュエリーをつくってきたのだろう。

「ファッションとジュエリーって一般的に近いものと思われることが多いですよね。でも、そんなことはなくて」

「ファッションだったら、流行があって新しいものを生み出し続ける必要がある。ジュエリーは気持ちの入れものだと思っていて。100年、200年と受け継がれていくもので。なので、大事なものを選んでもらいたいと思っています」

SHIHARAの新作のリリースは、1年に一度ほど。これからその頻度は減っていくかもしれない、と石原さん。

「たくさんデザインしてきたけれど、出し尽くしたとは思っていなくて。もっと素晴らしいものをって、自分のなかでどんどんハードルが上がっている感じがあります。生み出すのに時間がかかるようになったぶん、新作が出る頻度も減るかなと」

「感覚だけではアイデアは出てこなくて。ジュエリーに対する自分なりのルールがあります」

たとえば、と紹介してくれたのは「3Dピアス」。

パッと見るとオブジェのようで、シンプルだけれど印象に残る形。石原さんが専門学生のころにデザインしたもので、今もその形は変わらない。

「自分なりのルールっていうのは、ジュエリーを身につけるための機能とデザインが一体化するようにデザインすることで」

「たとえば、着用するために必要な部品も既製品を使わず、構造からオリジナルで制作したり、身につけていないときの造形についてもデザインの要素として考えたり」

そして、SHIHARAのジュエリーにはターゲットを設けていない。

機能とデザインの視点からシンプルさを追求することで、どんな場面でも、どんな人でも美しく見えるのが特徴だ。

その考え方は、ジュエリーを選ぶ空間にも及んでいる。

「お店で得られるものって体験だと思っていて」

「今は、ジュエリーもネットで買える時代ですよね。でも、お店に来ることで、自分が知らなかった知識に触れられるし、相談しながら選ぶこともできる。そんな思い出が生まれる特別な場所だと思います」

お店で生まれる特別な瞬間。どんな人たちがつくりだしているんだろう。

 

SHIHARA LABから表参道駅方面へ5分ほど歩くと、3階建ての大きなガラス窓の建物が見える。

この1階が、「SHIHARA TOKYO」。新しい旗艦店として2022年にオープンした。

今回、この店舗の接客スタッフとして加わる人は、先ほどのSHIHARA LABと兼務になる予定。

大通りの喧騒も忘れるほど、風通しがよく凛とした佇まい。曇りないガラスにちょっと緊張する。

「店舗の半分以上がガラス張りになっていて」

「この空間にいると、店舗と外部空間との隔がなく、店内に並ぶジュエリーがより身近に感じられる、そんな感覚になります」

そう教えてくれたのは、入社8年目、ストアマネージャーの寺田さん。中へ案内してもらい、話を聞く。

「ここにいると、自然と背筋が伸びますね。主張しすぎず、お客さまの斜め後ろからそっと一押しできるような接客を心がけています」

服飾の専門学校を卒業したのち、アパレルブランドで働いていたという寺田さん。同じ接客でもSHIHARAならではの出来事があったという。

最初の出会いは、入社して2年目のころ。パートナーへのギフトとしてジュエリーを探していた男性を接客した。

「プレゼントされたパートナーの方もファンになっていただき、その後も何度か足を運んでくださったんです。一緒にジュエリーをお選びすることもありました」

ご結婚の際には、SHIHARAでブライダルリングも購入。ところがその後、お客さんは出身地へ戻ることに。

東京の店舗に足を運ぶ機会は少なくなったけれど、その方の出身地でポップアップを開催した際に、お子さんを連れて会いに来てくれたそう。

「お子さまへ、20歳になったらリングをお譲りになりたいということで足を運んでくださって。サイズ直しができるリングや華やかなフルエタニティタイプなど、お好みに合うものをお探ししました」

選んだリングにはお子さんの名前を刻印。20歳になるまで奥さんが大切に身につけ、その後譲り渡す予定。

「すごく貴重な瞬間にいるんだなと感じました。私たちが販売したジュエリーが、誰かの人生の一部になっているんだって」

「たとえば、10人のお客さまを接客したとしても、一人ひとりにとっては、一生に1度のイベントで。ご自身にとってスペシャルなものを探しに来られる。そのくらい大切な時間なんですよね」

一度接客を担当したお客さんには、次に来店したときも同じスタッフが対応するようにしている。購入したジュエリーのほか、どんな想いで手に取ってもらったのか、その背景までオーダーシートに記録を残しているのだそう。

「直接的にお客さまが見ることのない接客以外の業務も、しっかり行わないといけないなって」

「お客さまがいらっしゃらない時間に、アフターサービスや商品に関するご案内のメールをお送りしたり、展示しているジュエリーのメンテナンスを行なったり。そんな事務的な業務も、お客さまの満足感やSHIHARAの世界観を伝えていく事に直結する、大切な業務の一環だと思うんです」

SHIHARA TOKYOでは、丁寧な接客が行き届くように、来店の際には予約をおすすめしている。

週末は予約でいっぱいになることも多いため、スタッフ同士の声掛けは欠かせない。

「本当にチームで進めることが多くて」

「一人ひとりの業務の幅が広いので、誰かが大変なときに、ほかのスタッフが、『わたし、お客さま対応をするから、ポップアップの準備は任せるね』とか、チームワークも大切にしていきたいと思っています」

店舗には20代から60代まで、幅広い層のお客さんが訪れる。たとえば銀座の店舗だと、海外からのお客さんが半分を占めることもあり、語学力のある人なら力を発揮できる環境だと思う。

「わたしたちが心がけているのは、機械的にならず、常に初めての気持ちでお客さまと接すること。いろいろな方が来てくださるので、自然体で、臨機応変に動ける人が来てくれたらうれしいです」

 

最後に話を聞いたのは、4年目の川上さん。美容専門学校を卒業後、知人からSHIHARAを紹介してもらい入社した。

「知り合いから紹介してもらったとき、初めて3Dピアスを見たんです。最初はピアスだとは思わなくて、オブジェかなって。身につけられるっていうのがすごく面白くて、驚きでした」

「今では、身につけていないとソワソワするくらいSHIHARAのジュエリーがなじんできました」

うれしそうにジュエリーの魅力を話してくれる川上さん。面接のときは、右手と右足が同時に出てしまうほど、緊張していたそう。

「もともと人と話すことは好きで、飲食店で接客のアルバイト経験はあったのですが、販売の仕事ははじめてで」

「入社したときは21歳くらいでした。そのころは、私よりも年上のお客さまが買いに来られることも多くて。ほかのスタッフと比べると見た目もまだ幼いし、お客さまのほうが知識が豊富で、不安にさせているなと感じることもありました」

最初は先輩について接客のあり方を知るところから。一つひとつ、身につけてきた。

「先輩たちの接客を見て、所作や立ち振る舞いをとことん盗みました。座るときの仕草、お客さまへの目配りなど、本当にストーカーみたいでしたね(笑)」

初めてひとりで接客したときのことを、今でも覚えている。

それは、プレゼント用のピアスを探していた男性のこと。

「お話を聞いているうちに、これかも!と思って。ハーフパールコレクションのチェーンピアスをおすすめしました」

「パールのジュエリーは、使用するシーンを選ぶことが多いと思うんです。でも、このピアスは地金部分のデザインがあることによって、お持ちのジュエリーとのスタイリングもしやすいんじゃないかなって思って」

未だに接客は緊張するという川上さん。でも、ジュエリーのことを紹介する姿は本当に楽しそうで、SHIHARAのジュエリーが好きなんだという気持ちが伝わってくる。

そんな川上さんは、最近入社した後輩に仕事を教えているところ。

「毎日、自宅のドアを開けたとき、今日も初心を忘れないようにって思いながら通勤するんです」

「先輩たちに教えてもらったことをしっかり身につけて、次の世代につなげていくことで、ブランドも良くなると思うんです。わたしには想像しきれない景色をSHIHARAは見せてくれると思うので、そのお手伝いはずっとしていきたいなと思っています」

 

揺るがないデザインフィロソフィーとジュエリーの在り方を伝える。

ずっと初心を忘れないことは、難しそうに感じるけれど、SHIHARAのみなさんからは、日々心から楽しんでお客さんと関わっていることが伝わってきました。

SHIHARAで働く人も、ジュエリーを手にとるお客さんも。

特別な瞬間を、ほかの誰かにも伝えたくなる。そんな力がSHIHARAのジュエリーにはあると思いました。

(2024/01/11 取材 大津恵理子)

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