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働くを、面白くする!
35,000人の熱量をあげる
コミュニティづくり

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

働くモチベーションを高めるためには、どんなことが必要だろう。

いろんな人と会うことで、思いもよらぬ出会いがあったり、未知の分野について知るきっかけになったり。

今回は、より良い働き方に関心のある人におすすめの仕事です。

2年前に、大阪の中心地にできたばかりの大阪梅田ツインタワーズ・サウス。

この場所でコミュニティビルディングをおこなっているのが、株式会社フォーシーカンパニー。

コミュニティづくりのプロフェッショナルとして20年以上、大型マンション内でのイベントの企画運営や、商業施設を含む広域のエリアマネジメントなど、さまざまなコミュニティを形成してきました。

今回は、オフィスワーカー約35,000人を対象としたコミュニティづくりの担い手を募集します。

ワーカーのニーズをとらえたイベントの企画運営、集客、サークル活動の支援など。梅田ではたらく人の成長や、モチベーション向上につながるようなサポートをしていきます。

 

いくつもの駅とビルが繋がっていて、迷子者が続出するという地下街「梅田ダンジョン」。

迷わないよう地図を読み込み、大阪駅を出る。

すぐにガラス張りの超高層ビルを発見して、一安心。

まわりのビルよりも一際目立つここは、大阪梅田ツインタワーズ・サウス。近辺7駅と地下でつながっているというから、驚きだ。

全38階建てのビルは、オフィスのほか、百貨店やホールも備えた複合施設。

エレベーターで12階まであがると、フォーシーカンパニーのみなさんが迎えてくれた。

「このフロアは『WELLCO』と呼ばれるスペースで、このビルにテナントとして入っているオフィスのワーカーさん限定で使用できるんです」

教えてくれたのは、取締役の中塚さん。

「食堂も併設しているのでランチを食べたり、仕事をしたり。イベントがある際はここを会場として、ワーカーさん同士の交流を深めるような場になっています」

料理は栄養士監修の栄養バランスをととのえたもの、そのほか気分転換やストレス解消に使えるフィットネスルーム、仮眠室、屋上広場など。働く人の創造性や生産性を向上させる機能が詰まっている。

ガラス張りということもあって明るく見晴らしもいい。なんて充実した施設なんだろう。

プロジェクトのきっかけは2014年、阪急阪神ビルマネジメントから相談を受けたこと。

阪急阪神グループが保有もしくは運営している、複数のオフィスビルのテナント企業を対象に、そこで働く人たちのコミュニティ形成をしてほしいという内容だった。

「阪急阪神さんは、コロナ禍になる前から、次の時代の働き方について考えていました。リモートワークが普及し、オフィスに出社せずに働く人が増える社会になっていくのではないか、と」

梅田という一等地のビルを持っていることにあぐらをかくのではなく、付加価値をつけて、激しい変化の時代でも選ばれるビルを目指したい。

そのひとつとして重視したのが、ビルに入居しているオフィスのワーカーさん同士のコミュニケーション。

「他社の文化に触れることで、社員さんが刺激をもらい、成長できるような環境を提供したいと、僕らに声がかかったんです」

長年、マンション内や戸建て住宅地などでの居住者間交流を支援していたフォーシーカンパニー。オフィスワーカーに対するコミュニティビルディングは未知の領域だったけれど、これまでのノウハウを応用して挑戦することに。

実際にどのようなサービスを提供できるとよさそうか、まずは入居企業へのアンケート調査やヒアリングを実施。翌年2015年の10月からサービスを提供し始めた。

「阪急阪神さんの強みとして、阪神タイガースや宝塚歌劇団といったエンターテイメント事業を展開している。阪急阪神だからこそ提案できる、楽しみながら働く、エンタメ要素も織り込んでコミュニティをつくれたらと考えました」

コンセプトは、「働くを、面白くする!」。

当時はまだ大阪梅田ツインタワーズ・サウスも建っていないとき。商業施設のテナントを借りてイベントをおこなうなど、草の根的な活動に取り組み、実績をつくっていった。

「昔は50人集めるのにも、ヒイヒイ言ってましたね。2022年にこのビルができて、今では対象者が20棟、500社、35,000人ほど。認知度があがって場もできたことで、参加者を抽選する機会も増えてきました」

 

コミュニティをつくるうえできっかけとなるのが、イベントやセミナーなどのコンテンツ。

具体的な取り組みについて教えてくれたのは、キムさん。中塚さんとともにプロジェクトに関わってきた方で、新しく加わる人の上司になる。

「僕らが展開しているコンテンツは、『いきる力』『はたらく力』『たのしむ力』の3つのカテゴリに分けられます」

たとえば、たのしむ力。会話スキルを学びたい人向けに、テレビアナウンサーを講師に招待。おもしろい話の組み立て方や相槌の打ち方、質問の仕方などを実践しながら学ぶセミナーを企画した。

また、阪急阪神でつながりのある酒蔵の女将さんによる日本酒セミナーの開催。このスペースの食堂を運営している会社とコラボレーションして、日本酒5種のペアリングを楽しんだそう。

「はたらく力のなかでは、朝活の企画をサービス立ち上げ時から続けてきました。いろんな働き方を学びましょうってことで、今は紀伊國屋書店員さんと気象予報士の蓬莱さんをお招きして、テーマに沿ったいくつかの本を2人に紹介してもらっています」

イベントやセミナーは月3〜4回ほど実施していて、単発の企画が多め。プロジェクトチームのアイデアやワーカーさんの声を参考に、企画をつくっては実践していく。

グループ企業の資源を活かして、自分が会いたい人や、やってみたいテーマを実現することができるのは、ここならではの面白さだと思う。

現在、オフィスワーカーのコミュニティビルディングに関わっているのは4人。どの人も、マンションのコミュニティ醸成やエリアマネジメントの仕事との兼任のため、専任の人はいない。

今回は、オフィスワーカーのコミュニティビルディングを進める専任者を募集する。

オフィスでのコミュニティビルディングの特徴は、そのコミュニティへの参加が任意という点。だからこそ、その人たちが参加したいと思えるようなメリットをつくることが重要になる。

そのためにも、ワーカーのニーズを汲み取る力や、はたらく環境づくりへの興味関心が必要。

「先日開催したものだと、デール・カーネギーの『人を動かす』を題材にした6回連続のセミナーがありますね」

「人を動かすっていうテーマに興味を持つのは、部下を束ねるようなマネージャー層や、これからそうなっていく若手の人たち。そういう人は感度も高いし、チームやコミュニティづくりに対しても積極的なのではないか、という仮説を立てたんです」

セミナー以外にも、学んだことを実践するワーカーズビジネスコミュニティ(WBC)をつくり、メンバー同士で自主的な活動を行えるような導線を敷いた。

コミュニティ活動には、阪急阪神グループから支援金も出る。WBCのメンバーが自主的にセミナーを企画し、運営するような動きも出てきているそう。

「目指しているのは、ワーカーとワーカーの交流であって、僕らとの交流ではない。だから全体を見ながら、ワーカーさん同士の様子を見守っています。自分たちが何もしなくても、交流が生まれるのが一番理想的ですね」

これまでも、イベントで出会った人同士でサークルが生まれたことも。テニスやボードゲーム、写真部や休日に農業体験を行う農園部など、すでに10種類ほどのサークルがあるという。

「自分が経験したことのない環境で働いている人の話はとても勉強になります。仕事を終えてからセミナーに参加して、さらに自分たちでイベントも企画して、成長していこう、みたいな。ワーカーさんたちのやる気には自分も感化されますね」

 

「キムさんはワーカーさんの間で大人気なんですよ」

最後に話を聞いたのは、金ヶ江(かながえ)さん。新卒で入社して、4年目。プロジェクトメンバーのひとりで、身近な先輩になると思う。

「大学ではまちづくりや地域コミュニティについて学んでいました」

「カフェでアルバイトしていたときも、常連さんとお話したり交流したりするのが好きで。その時間が相手にとって少しでもいい方向に向かったらいいなと思っていたんです」

そんなとき見つけたのが、日本仕事百貨でのフォーシーカンパニーの記事。思いを大切にできる場所で就職したいと、入社した。

はじめは、イベントの広報文をメルマガで投稿するところから。参加者とのやりとりや、当日の運営補助など、徐々に仕事を覚えていった。

イベント2ヶ月前から企画を固めて、阪急阪神ビルマネジメントの担当者とも相談し、実施が決まれば、今度はゲストとの調整。

開催の1ヶ月前までには、デジタルサイネージなどの告知物の制作をしたりLINEでお知らせしたり、地道な準備を重ねていく。

「企画を詰め切るのが大変だなと感じています。キムさんや中塚さんから、その運営でワーカーさんの交流につながるのか、とよく突っ込まれますね」

たとえば、以前おこなったトークイベントのとき。

「MCの方なしで、進行をゲストさんだけにお願いしてしまったことがあったんです。ただ、MCの方に入ってもらったほうが進行もスムーズだよね、と言われてなるほどと」

どんな企画だったら、参加者にとっていい時間になるだろう。

都度振り返りながら、ワーカー目線を忘れずに試行錯誤していく姿勢が大事だと思う。

金ヶ江さんは、どんなときにやりがいを感じますか。

「わたしが入社したときはコロナ禍だったこともあって、オンラインでの交流が多かったんですよね。ようやく対面で会えるってなったときに、『やっと会えたね』っておっしゃってくださった方がいて」

「地道に関係をつくり続けてきたからこそ、その人はそんなふうに喜んでくださったと思うんです。やらないといけないことはたくさんあって大変だけど、わたしがやりたかったこととマッチしてたんだって思うと、すごく嬉しかったです」

 

イベントは月に1本から2本を担当。企画運営や広報なども、すべて自分でディレクションしていく。推進力も必要になるし、さまざまな人と関わるのでコミュニケーションが好きな人だといいと思う。

何より、「はたらく」に興味のある人は、日々第一線で活躍するワーカーたちと接することでさまざまな知見を得ることができる。

人と人がつながる面白さを楽しみながら、コミュニティづくりを前進させられる人を待っています。

(2024/08/27 取材 杉本丞)

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