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【オープンハサミ2025】
あらゆる面で
つくり手を支える

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

波佐見陶磁器工業協同組合、通称「工業組合」は、つくり手である窯元を組合員として構成される団体。その運営事務局で働く人も、今回募集する。

ほか3社とは立ち位置が異なるので、イメージが湧きにくいかもしれない。端的に言うと、「窯元の事業をさまざまな面から後押しする」のが工業組合の役割だ。

たとえば、共同販売事業。組合に加入している窯元は、販売手数料を支払うことで、販売取引の一部を工業組合に委ねることができる。

焼きもの業界では、手形を使った取引もいまだにおこなわれる。煩雑な手続きを組合が代行し、窯元はものづくりに注力することで産業を成長させる。工業組合が続いてきた背景には、産地を維持・発展させていくための相互扶助の考え方がベースにあるのだと思う。

ほかにも、陶筆やサンテナと呼ばれる運搬用具など、焼きものづくりに欠かせない備品をまとめて購入し、割安で供給する共同販売事業。伝統技術を継承するための映像アーカイブ化や、ロクロ教室や絵付け教室などをひらく伝産振興事業。毎年東京で開催される「テーブルウェア・フェスティバル」への出展と、それに向けた商品開発事業など。

さまざまな事業を通じて、窯元のものづくりを支えている。

「西肥バスの乗車券販売だったり、廃石膏のリサイクル事業もおこなっています。業務が多岐にわたっていて、説明するのもむずかしいんです」

そう話すのは、事務局長の永田さん。

たしかに幅広いし、馴染みのない取り組みも多そう。産地全体の「事務」を、一手に引き受けているような感じ。

せっかくものづくりのまちに行くのに、デスクワークはしたくない、と思う人もいるかもしれない。ただ、工業組合だからできることや、まだ形にはなっていないものの、可能性を見出せる事業もあると思う。

たとえば、会社の垣根を超えて産地の未来を考えるための、共同体と捉えることもできる。つくり手として、どんな産地を目指していきたいのか。話し合ったり、実際に何かはじめたりするときの、ファシリテーターのような役割を事務局が担えるかもしれない。

日常の業務レベルでも、デジタル化やインバウンドに向けた発信の多言語化など、やりたいことはさまざま。

「インターンに来る方の視点で、これからの工業組合の存在意義や、できることも一緒に考えていけたらいいですね」

工業組合での仕事は、どんな人に向いていると思いますか?

「人と関わるのが好きな人。産地内の取引先も多いですし、全国の伝統工芸産地への出張や視察もあります。人付き合いをおもしろいと思ってくれる人がいいと思いますね」

 



<インターン内容のイメージ>

日常業務の見学、取引先への同行、これからの時代の工業組合の存在意義についてブレインストーミング、Webサイトの改修事項の検討 など

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