ライフスタンスとは、生き方に対する姿勢や態度のこと。
「あのひとのライフスタンス」では、さまざまな企業の代表や社員の方に、ライフスタンスにまつわる3つの質問を投げかけました。
5月27日から6月13日までの3週間、1日1回、その答えをご紹介していきます。
人生に影響を与えた本や、今の仕事を選んだ理由、勝負飯など。いろいろな人のライフスタンスにふれて、自分の生き方働き方を考えるきっかけにしてみてください。
Q1.生き方働き方に影響を与えた本は?
『「芸術言語論」への覚書』/吉本 隆明
「とどまればさしあたり生活に困らないだろうが、じぶんの魂を腐らせると思えたら、どんないいところと他人は言っても、とどまらない方がいいよ」 正確には本から抜粋されていた一節を読んだのですが、人生の多くの時間をささげる仕事への向き合い方として「今、とても大事なことを読んだ気がする」と静かに強烈に感じ入ったことを覚えています。 それから何度も、この状況は私の魂を腐らせるか、それほどのことでもないか、 と自分に問うことで、それほどでもないなと思って超えてきた山が結構あります。 じぶんの魂のことが分かるのは、じぶんだけなのです。
Q2.今の仕事と、その仕事を選んでいる理由を教えてください。
代表兼ブランドマネージャー
前職で商業デザインに12年間関わった後、もう少し長いスパンでものづくりに関わりたくなった時に仕事百貨さんに掲載されていた当社に出会ったのがきっかけです。 奈良にこんな会社があるんだ、面白そう!と思いその日のうちにメールをしました。 代表になるとはまったく思っていなかったけど、あれから13年間ずっと変わらず難しいし面白い。 工芸が日々の暮らしの道具として100年先にも残ればいいと思う気持ちも13年間変わらず。 なのでこの仕事を選び、続けているのだと思います。
Q3.勝負飯またはほっとしたいときに食べるランチは?
かけうどん
勝負しないといけないような時は胃腸の負担が少ないうどんを食べます。 香川出身なのでソウルフードでもあり、食べたくない時がほとんどない唯一の食べもの。 離乳食もうどんだし、最後の晩餐もうどんがいい。 そういえばホッとしたい時もうどんです。オールマイティ。
千石あや 株式会社中川政七商店 代表取締役社長
1976年生まれ。香川県高松市出身。
大手印刷会社に入社し、デザイナー、制作ディレクターとして勤務。
2011年に中川政七商店に入社し、社長秘書、商品企画課課長、「mino」コンサルティング、「遊 中川」ブランドマネージャーなどを経験したのち、2018年3月より社長を務める。
ライフスタンスをテーマにしたイベント「Lifestance EXPO 2024(ライフスタンスエキスポ)」が6月14日〜16日の3日間、東京・品川の「THE CAMPUS」で開かれます。
ライフスタンスエキスポでは、THEやUka、銀座木村屋総本店など、さまざまな企業の企業文化を知ることができる「カルチャーパネル」を展示。
ほかにも、社員とお茶やお菓子を囲んで語らえる「茶話会」や、各社の想いの詰まった商品の販売、特別ゲストによるトークイベントなどが行われます。
いろんな企業の文化や価値観を知ることで、自分が「はたらく」上で大切にしたいことや、自分の「ライフスタンス」を考えるきっかけになるかもしれません。
いろんな生き方、働き方を伝えている日本仕事百貨も協賛企業として出展予定。あの人のライフスタンスで紹介した企業も出展します。
入場料500円で誰でも参加可能です。気になった方は、ぜひ会場に足を運んでみてください。