ライフスタンスとは、生き方に対する姿勢や態度のこと。
「あのひとのライフスタンス」では、さまざまな企業の代表や社員の方に、ライフスタンスにまつわる3つの質問を投げかけました。
5月27日から6月13日までの3週間、1日1回、その答えをご紹介していきます。
人生に影響を与えた本や、今の仕事を選んだ理由、勝負飯など。いろいろな人のライフスタンスにふれて、自分の生き方働き方を考えるきっかけにしてみてください。
Q1.生き方働き方に影響を与えた本は?
『疲労社会』/ビョンチョル・ハン
私たちが求めてやまない「自由」が持つ残虐性について気づかせてくれた本。私たちは自由を求めるけれど、その自由を得ると、自分でその責任を抱え込まないといけなくなる。自分が自分の監視人となる。そして、能力向上やアイデンティ確立の名の下に、バーンアウトするまで永遠に自らにハードワークを強制する。生きがい、働く意味、社会との関係や距離感を組み直そうと思うときに読むのがおすすめです。
Q2.今の仕事と、その仕事を選んでいる理由を教えてください。
PARaDEでは企画全般など、Takramでは未来洞察のプロジェクト等を行い、Lobsterrというメディアで未来のカルチャーの種の探索をしております。
文化やトレンド、社会の価値観など、捉えようがなくうつろいやすいものに考えを巡らせ、それについてディスカションしたり文章を書くことがとても好きで、今の仕事を続けています。
Q3.勝負飯またはほっとしたいときに食べるランチは?
外苑前にある「おとと」の魚定食
ランチどきは一駅分歩いて会社から離れることで、頭をオフにできるのでかなりリフレッシュできます。ここの魚定食、ランチにしてはだいぶ値が張るのですが、行くたびに大満足しています。
佐々木康裕 PARADE株式会社/株式会社Takram ディレクター
カルチャーや生活者の価値観の変化に耳を澄まし、企業やブランドが未来に取るべきアプローチについて考察・発信を行っている。そうしたアプローチを基にした著書に『パーパス 「意義化」する経済とその先』『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』〈ともにNewsPicksパブリッシング〉、『いくつもの月曜日』〈Lobsterr Publishing〉などがある。Takramでは、未来洞察や生活者理解のためのプロジェクトを数多く実施している。2019年3月より、カルチャーやビジネスの変化の兆しを世界中から集めて発信するスローメディア「Lobsterr」を主宰。
早稲田大学政治経済学部卒業。イリノイ工科大学デザイン研究科(Master of Design Methods)修了。
ライフスタンスをテーマにしたイベント「Lifestance EXPO 2024(ライフスタンスエキスポ)」が6月14日〜16日の3日間、東京・品川の「THE CAMPUS」で開かれます。
ライフスタンスエキスポでは、THEやUka、銀座木村屋総本店など、さまざまな企業の企業文化を知ることができる「カルチャーパネル」を展示。
ほかにも、社員とお茶やお菓子を囲んで語らえる「茶話会」や、各社の想いの詰まった商品の販売、特別ゲストによるトークイベントなどが行われます。
いろんな企業の文化や価値観を知ることで、自分が「はたらく」上で大切にしたいことや、自分の「ライフスタンス」を考えるきっかけになるかもしれません。
いろんな生き方、働き方を伝えている日本仕事百貨も協賛企業として出展予定。あの人のライフスタンスで紹介した企業も出展します。
入場料500円で誰でも参加可能です。気になった方は、ぜひ会場に足を運んでみてください。