ゐ処のできるまで
2022/6/13
6月13日 月曜日
店名は、なんとなく浮かんできたのが「ゐ処」で、まんま居所という意味を込めた。
居所とはなんぞや?と、改めて辞書を引いてみたら、大まかに4つのことが書かれていた。
①身を置くところ、人が居る場所
②あるべき場所、位置
③人が座っている所
④住所のように常住する場所ではないが、生活の中心として、多少の時間、継続的に居住する場所をいう。住所の知れないとき、居所が住所の代りになる

④が、ドンピシャリ。
居場所や拠り所、旅先ともまた違う、場との距離感やそこに集う人との関わり方が好きだなあと思う。働いていた八ヶ岳の山小屋も、まさに自分にとって居所だった。

その場所へ行ってみようと思うに至った考えや折が重なって、たまたま居合わせる。
ベッタリでもないが、薄っぺらくもなく、同じ釜の飯を食べては「うまいうまい」と言葉を交わし、調子が悪い時は看病したりされたり。
ゐ処は泊まりこそできないが、日常の中にある飯屋になれたらと思う。
自分が住んでるとこに、八百屋があって、酒屋があって、肉屋があって、必要なものが少なくなると足しに向かうのと同じように来てもらえる場所。

想像ばかり広がる・・・ 早いところ、各所手続きやら計画書作成やら、腰が重いやつも進めないとな。
『ゐ処のできるまで』は、日本仕事百貨のメールマガジンで紹介してきた『山のサハラさん』シリーズの続編。全国を旅するように働いてきた店主の佐原さんが、滋賀・永源寺で飯屋を構えるまでの日常を綴った日記です。