ゐ処のできるまで
2022/8/1

8月1日 月曜日

もう8月になってしまった。

良くも悪くも、毎日どうしようもなく夏だ。

ゐ処の準備があるので、他の仕事がある日も一日4時間しか働いていない。こんなに働かないことは初めてだから、まだなんだか慣れないでいる。

今している準備の大半は、ゐ処となる古民家の中を掃除したり、容赦なく生えてくる雑草の草刈りに追われている。

まだお金を生まないゐ処で、しかも茹るような暑い日に掃除や草刈りをしていると、今やっていることって、本当に実になるのだろうかなんて思えてきたりする時もある。

こうなったらもう、この頃はブルーハーツを聴きながら、雑巾をしぼったり草をむしる。

はっきりさせなくてもいい
あやふやなまんまでいい
僕達はなんなとなく幸せになるんだ

何年たってもいい 
遠く離れてもいい
独りぼっちじゃないぜウィンクするぜ

「夕暮れ」という曲、一番はじめ。

ゐ処がはじまってからも、ブルーハーツを聴けば、今しかない気持ちや埃臭い匂いなんかを思い出させてくれるかもしれないと思って、何度も繰り返し聴いている。

そうすると、なんでもないような時間もちゃんとあるよな、あったよな、とだんだん気持ちが晴れてくる。

そんなこんながあるけども、本オープンを、10月1日の土曜日 目標にすることにした。

佐原 真理子ゐ処 Instagram

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『ゐ処のできるまで』は、日本仕事百貨のメールマガジンで紹介してきた『山のサハラさん』シリーズの続編。全国を旅するように働いてきた店主の佐原さんが、滋賀・永源寺で飯屋を構えるまでの日常を綴った日記です。