ゐ処のできるまで
2022/9/13

9月13日 火曜日

肝である保健所の営業許可申請や消防署の検査なども進み、ようやくひと山を越えられそうだ。

大掃除や工事もひと段落、空間づくりもおおかた完成。ゐ処の図書室の一室は、こんな具合になった。

特に図書室には、実家の押し入れにしまい込んでいた可愛くない人形や、小笠原の海で拾ったギラギラ光る石、夫のつるちゃんが生まれて初めて鉛筆を握った時に描いた絵など、本来ならもう時間とともに忘れているようなものが又各々の持ち場を得た。

それが、なんとも嬉しい。

記憶は忘れてしまえばそれまでだけど、片割れのようなもんでも一つ残れば、些細な出来事も留めておける。

日常は、そんなもので溢れている。

ゐ処をやる上で、そういったありふれた小ざっぱりしたものを根っこに据えたいと思う。

食う、寝る、働く、遊ぶ。やることといったら毎日単純で、大体この4つができたら朗らかに生きられる。

本当はずっと明快なはずなのに、下手に責任を背負ったり、もっと沢山、もっと手早く何かを得ようとする。

それにわたしは、なんにしても深く考え過ぎてしまうような所があるので、「 日常でよろしい . 」という言葉は、自分の為にこしらえたおまじない。

そんなこんなのゐ処ですが、プレオープンを9月23日(金)〜9月30日(金)まですることにしました。時間は、11:00〜18:00(L.O17:30)です。

このプレオープン中の目標は、店を開けることにぼちぼち慣れること。

こんな調子ではじめていきますので、西へ行くのに滋賀を通るからとか、時間ができたから一服しに行こうとか、お気楽に寄ってもらえたら嬉しいです。

いったいどんな方たちがゐ処に来てくれるんだろうと、そわそわしながらお待ちしています。

佐原 真理子ゐ処 Instagram

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『ゐ処のできるまで』は、日本仕事百貨のメールマガジンで紹介してきた『山のサハラさん』シリーズの続編。全国を旅するように働いてきた店主の佐原さんが、滋賀・永源寺で飯屋を構えるまでの日常を綴った日記です。