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想像しながら創造する

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

「それぞれの街の景色や雰囲気が、地続きで変化していく面白さ。毎日同じルートでも、季節によってちがう匂いや風の感じ。そういうことを日々感じる楽しさを伝えていきたいなと思うんです」

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街を楽しみ、生活を楽しむ。そのための道具として、トーキョーバイクはつくられています。

働いている人たちの話を聞いていると、いろんなことを想像しながら、一人ひとりが考えて行動しているのが伝わってきました。

さらに、オンもオフも自分のものとして過ごしながら、スタッフ同士でコミュニケーションし合うことで、よりよいかたちにしていける。

スタッフ一人ひとりの表現が反応しあうことで、トーキョーバイクに乗る人の楽しそうな笑顔はつくられているように思います。

今回は、WEB STOREの管理運営者と、店頭に立つメカニック&セールススタッフ、営業職を募集します。

 
よく晴れた日の午前10時。高円寺のお店を訪ねる。

店内にはカフェスペースがあり、大きなテーブル席でマネージャーの見城さんにお話を伺った。

見城さん

「トーキョーバイクも今年で15周年になりました。3月にリニューアルした谷中店は、レンタルバイクやカフェ、日用雑貨、バーカウンターも用意して。街を楽しむ“体験”を届ける場所として新しくスタートを切ったんです」

するとお店にはいろいろな人が集まった。

「レンタルを利用する方だけじゃなく、たまたまお店に立ち寄ってくれる方もいて、僕たちがつくった地図をもとにおすすめのお店を紹介したり。バーのカウンターでお客さんと話していると、海外からやってきた旅人が加わったり」

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「ミックスされた状態というか。思い描いていた風景が繰り広げられていて、もっと広がっていくといいなと思っています」

自転車メーカーという枠を飛び越えて、自分たちがいいと思うかたちを柔軟につくっていく。

それでも軸がブレないのが、トーキョーバイクらしさであり、強みのようだ。

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どうして日々、新しいことが生まれているのだろう。

見城さんの話から言葉をつないでくれたのが、マネージャーの塚崎さん。

「僕らのブランドは、街で気持ちよく乗れる自転車があったら楽しいだろうなという代表の考えからスタートしていて。自分が楽しいと思うことをみんなとシェアしたいという気持ちが根本にあると思うんです」

「まずは働いている僕ら自身が、仕事も生活も含めて楽しんでいること。そのなかでお客さまにも伝わっていくんじゃないかと考えています」

塚崎さん

そう言って、働き方のスタンスを表すようなエピソードを話してくれた。

以前は印刷会社に10年間勤めていた塚崎さん。4年前の日本仕事百貨の記事をきっかけに入社したそう。

入社後、半年間のショップでの研修を終えると、営業チームの3人目として加わった。

20人ほどの小さな組織のなかでは、役割が自動的に与えられるのではなく、自分でつくっていくような働き方になった。

「当時はそれがなかなか掴めなくて。全国にある販売店の方々は、僕らの商品を見て仕入れ、販売してくれる。商品ありきで、僕がいてもいなくても成り立っていくんじゃないか?って。葛藤していた時期もありましたね」

そんななか、いくつかターニングポイントとなる出来事がやってくる。

その一つが、パニアバッグという商品のプロモーションムービーを製作したことだった。

pannier bag拝借

自転車の荷台にとりつけられるパニアバッグは、日本ではまだあまり馴染みがない。

そこでプロモーションムービーでは、日常で使っている様子をお客さんがイメージしやすいように心がける。さらにリュックを背負わず自転車に乗ったときの清々しさが、写真以上に感じられるように意識した。

「正解はわからないけれど、深く伝えるために自分がやりたいことが何かを考えたら、ムービー製作というアイデアが浮かんで。まわりの人に話したら『いいね、つくっちゃおう!』と言ってくれて、一緒にはじめたんです」

集まったメンバー全員、動画をつくった経験はなかったけれど、代表の金井さんには内緒で、撮影から編集まで自分たちで手掛けていった。

仕事終わりや休日の時間を使いながら2週間かけて完成。

緊張しながらできあがったムービーを代表の金井さんに見せると、なんと公式のものとして使用されることに。

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「やりきったら認めてもらえたし、何より自分としても楽しくて。仕事だけど真剣に遊ぶというか。自分の力も発揮できるやり方があると実感できたんです」

「そんなふうにスタッフ一人ひとりが自由な発想をもって、0から1を生み出し、1から10まで僕らの手を通してお客さまに届けていくことを、このブランドはすごく大事にしています」

 
決まったルールはないから、自由である反面、何をどう考え表現していくか、難しさもあるという。

軸となるのは、常にお客さんの視点で考えること。

「WEB STOREも直営店も、お客さんがどう感じるかを大切にしています。ブランドの魅力や僕らが大切にしていることを伝えていく方法を考え、アウトプットしていくことが一貫して求められます」

ただ、WEB STOREの場合、面と向かって伝えられない分、工夫が必要になる。

たとえば、商品を紹介する文章一つとっても、読み手であるお客さんを想像しながら、その人が楽しさをイメージできる言葉を考える。

社内で求められるクオリティも高いから、納得いくまで何度もやり取りを重ねて仕上げていくこともあるそう。

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「日々の業務として多くなる問い合わせ対応の場面でも、電話やパソコン画面の向こう側にいるお客さまがどんな表情をしているのか、悩んでいるのか、不安に思っているのか、想像を巡らせてコミュニケーションすることが大事です」

お客さんからの質問に答えるだけでなく、質問に付随して別のことも気になっているんじゃないかと、一歩踏み込んだところまで考えていく。

お客さんの疑問を解消するため、お店のスタッフに自転車の構造や手入れの仕方について質問したり、必要な部分の写真を撮って説明したりするそう。自らお店に立つこともあるという。

今後は、購入後のメンテナンスについてフォローできるコンテンツをつくるなど、今のWEBサイトのままではなく、全体的な視点でよりよいかたちを探っていきたいとのこと。

web store

そのほかにも、WEB STOREを管理運営する役割は幅広い。

商品のセレクト、撮影、SNSでの発信。受注業務やお客さま対応。配送業務もあるし、商品・メーカーなどの情報登録や在庫管理もする。

仕事は川上から川下まで幅広いものだし、アップデートしていくためのクリエイティブな視点も必要。

入社後はいま担当している方から引き継ぎ、一人で担っていくことになる。

正直、大変そうに感じてしまう。

「そうですね。すべてを自分だけでやろうと思ったらできません。管理責任者として大切なのは、お客さんの目線に立ったときにどう伝えていくのがいいか、先を見据えながら組み立てられることです」

「実践していくときには、自分が手を動かすこともあれば、わからないことやアイデアをどんどん共有してもらって、一緒にかたちにしていきたい。僕らの感覚として、自分の仕事以外は関係ないと線引きする考え方はしません」

 
自身もまわりの人に協力してもらうと反応したのは、小西さん。小西さんは、会社のこれからを考えたり、トーキョーバイクをもっと知ってもらうために発信をしたり、いろんな仕事をしている方。

小西さん

「才能豊かな人たちが揃っているので、お互いの意見を聞き、力を借りながら、自分の仕事をよくしていってほしいです」

「たとえば、毎年社員研修に行くときのしおりも、基本的な情報も載せつつ楽しいものにしたくて、スタッフに相談してイラストを描いてもらいました」

一人ひとりのアイデアや持ち味が混ざりあうことで、仕事に幅が出てくる。

塗り絵をきっかけに新しく開発された自転車のカラーもあって、今や世界中で人気になっているそう。

 
小西さんが社内研修のしおりのイラストをお願いしたというのが、昨年秋から中目黒店で副店長を務める可瀬さん。

可瀬さん

中目黒店ではメカニック&セールスの仕事をしながら、3周年記念のサコッシュのイラストとデザインも手掛けた。

スタッフ間で話し合いながら、自分たちでシルクスクリーンプリントまでしていったとか。

サコッシュ

可瀬さんは、もともと高校時代から自転車競技をしていた方。

以前はマウンテンバイクなどを扱うスポーツショップで10年間働いていた。そのとき、トーキョーバイクに出会った。

「トーキョーバイクには乗ったときの心地よさみたいなものが本質にあると思います。お店で試乗されて、『自転車に乗るのってこんなに楽しかったっけ!』と感動されるお客さんもいれば、10年前に買った自転車を丁寧に乗ってくださっている方もいる」

「生活に根づいたところのお手伝いができるということがいいですね。そういうプロダクトに携われることって、なかなかないなと思って」

なかにはママチャリ以外の自転車にはじめて乗るお客さんもいる。だから生活のどんなシーンで使っていくかを聞きながら、分かりやすい言葉を意識して、一人ひとりに合った提案をしていく。

メカニックの仕事も並行するなかで、人の命を預かる責任の大きさも日々感じる。

以前、後ろのタイヤがパンクしてしまい、自転車を引きながら歩いてお店にやってきた方がいたそう。後輪を直して、前輪も目視でチェックしたけれど問題はないように見えた。

「でも、1週間ぐらい経って前輪もパンクしてしまったと、ご自宅から30分自転車を押してまたいらっしゃったんです」

「お叱りの言葉もありつつ、素早く直すと喜んでいただきました。責任を持たないといけない部分はもちろんありますが、それを上回るような楽しさがあります」

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たとえば、組み立ての作業をするときも、ライン生産のようなかたちにはならない。

「カスタムするのに何色と何色で迷ったなぁとか。その分いい組み合わせになりそうだなとか。自分が接客した方のことを思い浮かべながら、自分の手で組み上げて完成させる。いざ一週間後にお渡しすると、お客さんの笑顔があって。大変だけど一連の流れがすごく楽しいですね」

メカニックの仕事を覚えて、一人でできるようになるまでには1年ほどかかるという。

ふたたび塚崎さん。

「経験がなくても、その分、お客さまに説明するときにどういう言葉で話したらわかりやすいか、お客さんに近い立場で考えられると思うんです。そういう頭の使い方ができる人に来てほしいですね」

どんなふうに自分が振る舞ったら、お客さんに自転車のある生活をより楽しく感じてもらえるか。

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想像しながら創造する。それを楽しむ人たちがいました。

(2017/10/02 後藤響子)

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