求人 NEW

食べる、働く、寝る、遊ぶ
すべてがゆるやかに
つながるホテル

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

よい関わり合いを編んでいきたい。

そう思っても、なかなか思い通りにはいかないものです。

よかれと思ってやったことが裏目に出たり、思わぬ言葉が響いたり。生身の人と人が関わって起きることを、すべてマニュアル化することはできません。

ひるがえって、だからこそ面白いとも言えます。これだけテクノロジーが発達し、インターネットで検索すればすぐにたくさんの“答え”が出てくるにもかかわらず、人は人と対面で関わろうとする。そこで見つけた新しいアイデアや感覚を共有し、また人と出会う。

たとえどれだけ技術が進歩しても、人と人が直接関わり合う機会はなくならないようにも思います。

グローバルエージェンツは、そんなふうに人同士が関わることの可能性を模索し、人が集う場づくりを通じて、新たなライフスタイルや文化を発信してきた会社です。

ラウンジやキッチンなど贅沢な共用部を持つワンルームマンション“ソーシャルアパートメント”の企画運営をはじめ、そこから派生したライフスタイルホテル事業、飲食事業など、多岐にわたって事業を展開。

今回は、これから全国各地に新規オープンする5つのホテルで、マネージャーと運営スタッフを募集します。また、レストラン担当とバンケットスタッフも募集中。経験は問いません。

 

東京・渋谷。

JR渋谷駅から6分ほど歩いて、グローバルエージェンツが運営するホテルThe Millennials Shibuya(ザ・ミレニアルズ渋谷)へと向かう。

ここにはコワーキングスペースが併設されており、宿泊客と一時利用のお客さんが混在している。共用部も充実していて、ミーティングルームで話し合ったり、バーで飲み語らったりしている人の姿も。海外の方も多く見かけた。

ラウンジスペースでまず話を聞いたのは、飲食事業部とコミュニケーションデザイン部でマネージャーを務める廣田章剛さん。

もともとはソーシャルアパートメントという形態から事業を立ち上げたグローバルエージェンツ。

ソーシャルアパートメントとは、入居者が自由に使える贅沢な共用部を備えたワンルームマンションのこと。自室では自分だけの時間を過ごすことができるし、ラウンジに行けばいつも誰かがいたり、一緒にキッチンで料理をしたり。

ひとり暮らしとシェアハウスのいいとこ取りのような、新しいライフスタイルを提案してきた。

「ただ基本は住居なので、気軽に明日から住もうということはできないですよね。短い時間でも、同じような雰囲気をぎゅっと凝縮して体験してもらいたい。そんな発想で生まれたのが、我々の“ライフスタイルホテル”です」

The Millennials Shibuyaのようにコワーキングスペースを備えたホテルや、焚き火や暖炉など「火」のまわりに人の交流が生まれる札幌のUnwind Hotel&Bar(アンワインド ホテル&バー)、ダイニングやバーを中心に出会いを育む沖縄のESTINATE HOTEL(エスティネート ホテル)など、個性豊かな7つのホテルを全国に展開。

ソーシャルアパートメントで培ってきた「住む」×「交流」のノウハウを活かして、「泊まる」×「交流」の場を生み出してきた。

さらに5つのホテルのオープンが決まっており、進行中のプロジェクトも複数ある。

「今年はここ1〜2年の間にしっかり仕込んできたものが一気に形になるタイミングで。規模も大きくなり、従業員も増えるので、コミュニケーションのとりやすさ、風通しのよさがより大切になってきます」

そんななかでの、今回の募集。これからオープンするホテルのマネージャー、そして現場の運営スタッフにも加わってほしい。

接客やホテル運営の経験は必要でしょうか。

「経験は問いません。既存の業界の考え方に従う必要はまったくなくて、むしろそれを疑っていこう、というのが基本のスタンスです」

「逆に言えば、経験が邪魔をすることはあると思います。一つひとつの決定に対して、必ず自分の言葉で説明することを求められるので」

大事にしているのは、自分たちが体験したいこと、これがあったら楽しいよねと思うものを、同じような境遇や価値観の人に向けて発信していくこと。

代表の山崎さんをはじめ、グローバルエージェンツで働く人は1980年代以降に生まれたミレニアル世代が多い。ソーシャルアパートメントの入居者やホテルの宿泊客も、同年代の人たちが多くの割合を占めるという。

「どんな事業も、基盤には社会に貢献したいという想いがあって」

社会に貢献したい。

「我々の社会貢献のしかたって、一人ひとりが自己実現に邁進できる社会インフラを整えることだと思うんですよ。言い換えれば、“人脈・機会・情報の3つにいつでもアクセスできる場をつくる”ということです」

そこに行けばいろんな人に出会えて、仕事の機会が生まれるかもしれないし、旅の情報を得て次の目的地が決まるかもしれない。グローバルエージェンツは、そんな場所を全国各地に拡げていこうとしている。

ソーシャルアパートメントも、ホテルも、ダイニングやコワーキングスペースも。人と関わる時間軸や機能は違っても、目指す先は同じ。

“人脈・機会・情報にいつでもアクセスできる場づくり”という方向さえ見失わなければ、具体的なマネジメントや運営の方法はどんな形であってもいい。

「あらかじめコンセプトを打ち立てても、蓋を開けてみたら思い通りにいかない、なんてこともよくあります。どうハンドリングして、色を出していくか。そこがマネージャーの腕の見せどころですよね」

 

隣で頷きながら聞いていたのが、濱田佳菜さん。

グローバルエージェンツとして2軒目のホテルであった沖縄のESTINATE HOTEL立ち上げから関わり、現在もマネージャーを務めながら新ホテルの立ち上げやヘルプに入るなど、あちこちを転々としている。

ESTINATE HOTELオープン直後のことを振り返りながら、こんな話を聞かせてくれた。

「1階に飲食機能があるホテルなんですが、すぐに賑わったわけではなくて。宿泊はほとんど満室でも、お客さまはみんな外に食べにいってしまって、ノーゲストの日もありました」

どうしたら人が集まるだろう。濱田さんたちは考えた。

「やっぱり、人のいるところに人は来てくれる。どうやって人のいる画をつくるかだな、と思ったんです」

そこではじめたのが、Thirsty Thursday Pizza Party。毎週木曜日の夜、ピザパーティーを開くことにした。

「大きなピザをみんなで取り分けると、同じものをシェアしている感覚が生まれますよね。一人でも参加しやすいし、取り分けていると何かしらこう…チーズが落ちちゃう!とか、あるじゃないですか。そういうきっかけをつくれたらなと思って」

繰り返し開催していくうちに賑わいが生まれ、徐々にダイニングに人が集まりはじめる。

そのうち、1000円でドリンク2杯とおつまみ1品が楽しめる「せんBAR(せんばる)セット」を求めて立ち寄った地元のおじちゃんが、海外からの宿泊客においしいお店を教えている、というような光景も生まれるように。

ほかにも泡盛の飲み比べイベントを企画したり、誰でも書き込めるノートや自由に使っていいギターを置いてみたり。関わりを生む小さな工夫の積み重ねによって、宿泊者だけでなく、まちの人にも開かれた場になっていった。

「ホテルの元スタッフの結婚式に、海外から来てくれたゲストもいました。日程が決まったら教えてねと言って、本当にやってきて。一緒にご祝儀袋を買いにいって、シャツはこれでいいのか?とか、相談しながら決めて」

贅沢な共用部を備える反面、お客さんとの距離感で言えば、ホテルというより民宿やホステルに近い。人と人をつなぐお節介好きな人、旅や食など、自分の好きなものを人に共有したい、知りたいという人は向いているかもしれない。

一方で、大変だなと感じることはありますか。

「知らない分野のことがどんどん舞い込んできます。建物の設備に関することなど、今まで触れることがなかった分野も、今ではずいぶんと詳しくなりました。石橋を叩いて渡るというより、まずやってみて違うと思ったら修正していく感じです」

入社前は国内外のホテルで経験を積んできた濱田さん。とはいえ、その経験ではカバーできないこともたくさんあった。

マネージャーに限らず、現場の運営スタッフにも柔軟な対応力が求められると思う。

 

最後に話を聞いたのは、水口恵里さん。濱田さんとは対照的に、接客やホテル運営の仕事に就くことなく入社し、現在は施設マネージャーや新規案件の立ち上げを担当している方。

「ホテルの仕事にはもともと興味があったんです。小学校のときに親の転勤で海外に行って。自分を受け入れてもらえた経験があったので、いつかわたしも外から来る人を受け入れる側になりたい、と思っていました」

「ただ、ゲストと従業員という関係性はなんだか面白みがない。自分はどんな場所で働きたいんだろうと思っていたとき、日本仕事百貨でグローバルエージェンツの記事を読んで」

ゲストと同じ目線で関われたり、提供するサービスについても、自分のほしいもの、やりたいことから発想したり。人と人とのやりとりがここにはあるんじゃないか、と感じたそう。

「スタッフ同士でも居心地のいい雰囲気づくりは意識していますね。マネージャーとスタッフ、社員とアルバイトといった垣根を超えてフラットに関わるなかで、いいアイデアが生まれることも多いです」

入社後1年間は札幌のUnwind Hotel&Barで働いていた水口さん。複数の拠点立ち上げや運営に関わるようになってみて感じる、共通の空気感があるそうだ。

「先ほどのピザの話もそうですけど、余白があると人同士の紐がゆるむ、というか」

紐がゆるむ。

「たとえば、札幌のホテルはテラスで焚き火ができるんです。バーのフードメニューにマシュマロを入れておいて、火であぶって食べましょうと」

「そうすると、みなさん下手くそなんですよ(笑)。焦げたり垂れたりで、知り合いじゃなかった人同士もわはは!って、空気が和らぐ。その雰囲気は、もしかしたら “グローバルエージェンツらしさ”なのかもしれません」

もちろん、気持ちよく過ごしてもらうための清掃やオペレーションの改善など、前提となる部分には地味な仕事も多い。

現場スタッフとの日々のやりとりに加え、予約分析や販売戦略の立案、季節に応じたイベントの企画など、じつに幅広い役割を担うホテルマネージャー。新拠点の立ち上げフェーズではとくに、施設のハード面も含めて責任を持って判断しなければならない場面も出てくる。

正解のない道を試行錯誤しながら進んでいくような仕事。水口さんはどんな人と一緒に働きたいですか。

「何かやりたいことがある人。具体的な目標があることで自分の力をより発揮できるし、人一倍吸収しようと思うからがんばれるんじゃないかな」

ここ2年ほど、日本仕事百貨ではグローバルエージェンツの仕事を紹介してきました。

過去の記事からも規模拡大のスピード感を感じるし、今年も全国でいろんなプロジェクトが新たに動き出す、大事な年になりそう。

チャレンジの1年は、もうはじまっています。

1月30日にはThe Millenials Shibuyaで採用イベントを開催するそうなので、興味を持った方は参加してみてください。

(2018/12/11 取材 中川晃輔)

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