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自分を活かして、
自分で走る
だから仕事はおもしろい

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

誰かの指示にしたがうより、たとえ大変でも自分で考えて動くほうがおもしろい。

株式会社ゲットイットには、そんな考えの人たちが集まっているように感じました。

ゲットイットは、中古IT機器の売買やレンタル、修理などを行う“IT事業部”と、キッチン用品の輸入と卸を行う“キッチン事業部”という2軸で、国内外に事業を展開している会社です。

今回募集するのは、IT事業部でマーケティングを担当する人。とはいえ、IT業界もマーケティング業務も未経験でいいのだとか。

仕事の大枠はあるものの、それにとらわれず、自分の得意分野に合わせて業務内容を組み立てていくことができるそうです。

仕事に合わせて人を採用するというよりも、人に合わせて仕事をつくるというイメージが近いかもしれません。

まずはぜひ、この会社の雰囲気に触れてみてほしいです。


ゲットイットのオフィスが入るビルは、築地駅から歩いて数分の場所にある。

築地本願寺や築地市場につながる賑やかな大通りから、一本入った静かな通り。目的地のオフィスビルを見つけ、エレベーターで4階へ。

代表の廣田さんが迎えてくれた。柔らかく、話しやすい雰囲気を持った方。

廣田さんは、学生時代にゲットイットを立ち上げた。中古IT機器の買取・販売からはじまった会社は、今年で19年目を迎える。

会社の主軸となるIT事業部。アプリやシステムといったソフトウェアに対して、サーバーやネットワーク機器のようなハードウェアの商材に特化し、企業向けに中古機器のレンタルや販売、修理などを行っている。

代表的なサービスの一つが、“延長保守”というもの。

「たとえば『メーカーがサポートを終了するから、パソコンを買い換えなきゃいけない』というときがありますよね。企業にとってそれは一大事で。ものすごい金額を再投資して、そのための担当者もアサインしなくてはいけない。結構負担が大きいんです」

「それなのに、機器が最新版に変わったところで、使うのはブラウザとオフィスぐらい。だったらそのまま同じものを使い続けたい、というニーズに応えたサービスです」

中古の機器やパーツを調達し保管しておくことで、メーカーのサポートが終了したハードウェアでも安心して使い続けられる仕組みを構築。

興味を持ってくれる会社も多く、通信やシステム関連の大手企業を中心に取引先は増え、現在も会社は成長を続けている。

そんななかで今回募集する、マーケティング担当。どんな仕事をすることになりますか?

「今はマーケティング担当がいなくて、私がそれに近い役割を担っています。なので、何をやるか?というところから一緒に考えてつくっていきたいと思っていて」

「イメージとしては、営業と連携しながら、今のゲットイットが捉えきれていないニーズに応えていくような仕事だと思います」

今まで主に取り組んできたのは、既存取引先を深掘りすること。

「機器を処分する際のデータ削除が面倒だ」という声があれば、それに応えられるサービスを立ち上げるなど、付き合いのあるお客さんに注力してビジネスを展開してきた。

一方で、新しく入る人には、既存の枠外にビジネスを広げるための仕事を担ってほしい。

たとえば、ニーズがありそうな業界の企業をリストアップして情報収集するなど、新規の営業活動のサポートや、お客さんの要望に加えて、マーケットの動向も組み込んだ新サービスの企画開発など。

前例のないことに取り組むので、どのような業務が必要になるのかは、実際に動きながら考えていくことも多そう。

「誰かの指示がないと動けない人だと、やりにくいかもしれません。『これを分析して結果をレポートして』みたいに具体的な指示が出せるわけではないので」

本当に未経験でもできるのでしょうか? 何からやればいいのか、戸惑ってしまいそうです…。

「むしろ未経験のほうが、新しい発想ができるんじゃないかな。たとえば今好調の“延長保守”だって、業界の中では『メーカー以外は対応できない』と思われていたサービスですし。固定観念にとらわれない、ユーザー目線のアイデアを出してほしいですね」

もちろん機器の名前を覚えるなどの苦労はあるだろうけど、これまでのスタッフも大半が未経験からのスタートだったので、心配しなくていいとのこと。

「たとえば『この業種にニーズがありそう』とか、『お客さんから聞いたこの話をもっと調べてみよう』とか、ざっくりとしたお題は出せると思います」

「ただ、そのお題を形にしていくために、必要なことは自分で勉強したり、そこから先をどうすればいいか自分で考えたり。自走できる力は必要になります」

自走できる力。

「自分の考えをもって仕事をするというか。たとえばこの前、採用についての自由参加の会議を行って。そこでは、社歴の浅い人も自分の意見をはっきり言っていましたね。うち、そういうのウェルカムなんですよ。きちんと自分の考えを伝えられる人が合うのかなと思っています」

賞与や働き方についても、有志のプロジェクトチームで考えていくそう。

自分たちで考えて、仕組みをつくっているんですね。

「僕は学生時代に会社を立ち上げたので、組織に属したことがなくて。いわゆる“上司が決める”っていう感覚が肌に合わないんですよ。創業当初から、自己決定を大切にする文化はありました。それに、自分であれこれ考えてやれたほうが楽しいじゃないですか」

会社全体を通して、未経験者が多かったり、自立して働く風土があったり。

新しいポジションということもあって、不安に感じる部分もあるかもしれないけれど、きっと飛び込みやすい環境のはず。


続いて話を聞いたのは、法人営業部のマネージャーである新垣(しんがき)さん。マーケティングと営業の担当者は、関わる機会も多いと思う。

「うちの会社は、営業の担当者がそれぞれのお客さまに合わせて自由にサービス内容をカスタマイズできるんです。そのために原価や商品スペックといった必要な情報は社員に公表しているので、あとはお客さまとの交渉次第。必ずしも上司の決済はなくていい」

そこまで担当者に委ねられている環境って、めずらしいですよね。

「答えがないのではじめは大変でしょうね(笑)。もちろん不安なときは、ほかの営業やエンジニアと相談していますよ」

「きちんとお客さまの要望をヒアリングできれば、担当者だけでも適切な答えは出せます。時間はかかるけれど、そのぶん提案に深みが出ると思うんです」

クライアントの状況はさまざま。相手のビジネスに興味を持って、しっかりと課題を理解することで、自分たちにしかできないオリジナルの解決策を提案できる。

営業から見て、マーケティング担当者がどんなことをやってくれたら助かるでしょうか。

「まずは営業と会話をして、うまくお客さまの情報を引き出してほしいですね。現場からの情報が、マーケティングをする上でもやっぱりベースになると思うんです」

お客さんと日々接するのは営業。現場の声を聞くことで、本当に意味のある戦略が立てられる。

「今、社内でスムーズに情報共有できる仕組みがなくて。そこから構築してくれる人なら、経営陣の一人としてもすごくありがたいなと思います」

成長中の企業の営業職と聞くと、忙しそうなイメージが漠然とあるのですが、新垣さんはどうですか?

「たしかに売れている営業さんは、遅くまで残っている人もいます。ただ僕の場合は、マネージャーではあるんですけど、子どももいますしほぼ残業せずに帰っていますね」

「もちろん仕事量が多い人をサポートすることはありますけど、基本は自分のものさしで判断して仕事を終わらせていい。それはどの部署でも、たとえ新人でも同じです」

ゲットイットは全社でタイムカードを公開していて、必要以上に残業をしている人がいないか、お互いに気にかけられる仕組みがつくられているそう。


「仕事とプライベートの両立のしやすさも特徴」だと話すのは、キッチン事業部でマーケティングを担当する世一(よいち)さん。前回の日本仕事百貨の記事をきっかけに入社した方だ。

「前職は雑誌の編集をしていました。非常におもしろかったんですが、毎日夜中に帰るような生活で。僕はずっと小説を書いていて、その時間を大切にしたかったので、健康的な時間に帰れる仕事を探そうと転職活動をはじめました」

ゲットイットに面接に来たとき、スタッフの気持ちのよい雰囲気や、面接中もオフィスから笑い声が聞こえてきたことが印象的だったという。そして何より、執筆との両立に理解があった。

「何社か面接をしていくなかで、小説を書いていることにネガティブな反応が返ってくることも多かったんです。でもここでは、『小説を書いていることの何が悪いの?』と言われまして。とても背中を押されました」

「賞を取って小説家になれたとしても、働き続けたいと思っています。実は社長の廣田も、プロのベーシストでもあって。二足の草鞋を履くことに理解ある雰囲気なのがありがたいですね」

持ち前の文章力や前職で培ったデザインのスキルを活かして、メールマガジンのコンテンツを工夫したり、商品カタログを刷新したりと、自分の特技を発揮して活躍している世一さん。

一方で、マーケティング担当として入社したものの、いわゆるデータ分析の経験はなかったし、今もやっていないという。

「今回も、“こういうスキルがある人”というよりは、その人なりのやり方でマーケティングを捉えられる人に来てほしいかなと。スキルよりも相性の部分をしっかり見てくれる会社だと思っています」

きっと入る人次第で、仕事内容は柔軟に変わっていくと思う。

普段、IT事業部との関わりはありますか?

「業務上の関わりはほとんどないんですが、社内には部活があるんですよ。私は“朝食部”に入っていて、ホテルビュッフェに行ったり、築地で朝ごはんを食べたり。そういうときに他部署の人とも関わりますね。休日に遊ぶくらい仲のいい人もいます」

「あと部署横断のプロジェクトにもいくつか手を挙げていて。最近では、座席のフリーアドレス制について考えるチームに入っています。そういうときには、普段部活で関わっているメンバーと一緒に仕事ができて楽しいです」

世一さんの話からは、充実した毎日の様子が伝わってくる。

きっと、ありのままの自分をオープンにしながら、持ち味を活かして働くことができているからだと思う。

代表の廣田さんも、最後にこんなふうに話していた。

「必ずしもマーケティングのポジションじゃなくても、うちでやってみたいという想いがあるならウェルカムです。成長途中なぶん、いろんな仕事がありますし。飛び込んでみたいと思う方がいるなら、一緒に走っていきたいと思っています」

もし、ここで自分を活かしたいと思った人や、何ができるかはわからなくても会社の雰囲気に惹かれた人がいたなら。

その直感にしたがって、ぜひ一歩踏み出してみてほしいと思います。

(2019/12/27 増田早紀)
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