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【西粟倉11の挑戦:その4】
アウトドア人間が考える
村の新しい家と、遊び場

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

子どものころ、秘密基地をつくるのが好きだったという人は、もしかしたらこの仕事にピンとくるかもしれません。

今回紹介するのは、森のなかではじめるグランピング事業と、コンテナを使って新しい住空間を提案する仕事。このふたつを掛け持ちする担当者の募集です。

一見別々の事業のようにも見えますが、自然や周りの環境と人の居場所を考え、いかにデザインしていくかという部分には共通点もある気がします。

仕掛けるのは、岡山・西粟倉村で建設業を営んできた小松組という会社。

代表の小松さんは、子どものころから人と違う「遊び方」を探すのが得意だったという。ふたつの新しい挑戦には、そんな遊び心が隠れているような気がします。

まずは地域おこし協力隊として事業に関わりながら、任期終了後に小松組のスタッフとして加わる道もあります。合わせて小松組の従来の事業スタッフも募集しています。



まず話を聞かせてくれたのは、小松組3代目の小松隆人さん。

小松組はこの地域のいわゆる土建屋さん。5年ほど前からは、家の修繕やお墓のお世話など、高齢化の進む地域の「困りごと解決」も担ってきた。

「足が悪くてゴミ出しにいけないとか、腰が痛いから庭の草むしりができないとか。そういうことを誰にも相談できずに困っている人が多かったんですよ。土建業から離れるとしても、何かいい方法ねえかなってつい考えちゃうんですよね」

修繕や工事に行くと、話しているうちに時間が経っていることもしょっちゅう。丁寧に信頼関係をつなぎ、口コミで仕事を増やしてきた。

今回新たにはじまるのが、コンテナハウスの事業ということですが。

「西粟倉村は今、住居不足が深刻で。移住したい人はいるけど、村に空き家がない。空き家を修繕するための補助金なんかも生かしきれてなくて」

特に今必要なのは、地域おこし協力隊として村に来る人の住まい。

村内移住を前提とした雇用ではあるものの、十年単位の継続的需要までは見通せない。新築を用意するにはリスクがあるし、家賃も高くなってしまう。

そこで小松さんが注目したのがコンテナハウスだった。

「コンテナハウスって、ニーズがなくなれば箱ごとお引越しができて、別の用途でも使えるんですよ。それに、設置から施工までの費用も工期も、木造より、かなり抑えられるんです」

新しい暮らし方の提案としてはおもしろそう。一方で、日々暮らす場所としての快適性はどうなのでしょうか。

「ユニットバスやキッチンを入れて、水周りや電気を通せば普通のワンルームアパートと同じ。断熱すれば夏や冬の気候にも耐えられるし、窓も開けられる。外に木を貼ったり、色を塗ったり、自由にカスタマイズできるんですよ」

もともと建設業のノウハウがある小松組だからこそ、コストや工期を抑えられるというメリットもある。

ゆくゆくは、入居者がDIYで住空間づくりに参加できるサービスも考えている。木造住宅の代替品ではなく、コンテナだからできる独自の楽しみ方をゼロから企画していく。

「西粟倉って平地が少ないので、空き地を探すだけでも大変なんですけど、うちは日ごろのお付き合いで情報もあるし、『小松さんなら』って信頼して土地を預けてくださる方も多いんですよ」

今までの実績があってこそ、新しい事業にのり出せる。

今回入る人が担うのは、コンテナハウスの企画や運営。そのうえでも、建設業や困りごと解決などといった小松組のルーツを理解しておくことは大切だと思う。

「最初は既存の事業のほうに同行してもらうといいかもしれないですね。小松組の仕事のあり方とか、田舎の雰囲気も肌で感じてみてほしいから」

小松組では今、コンテナハウス事業のために、すでに2箇所の空き地を確保している。そのうち一棟は、新しいスタッフの住まいになる予定。つまり、みずからコンテナハウスに住んで見て、自分が実感する魅力を入居希望者に伝えたり、不便な部分をサービスの改善につなげたりすることが、着任して最初の仕事になる。

「困りごとに向き合って、人によろこんでもらいたい。そのベースは小松組としてずっと変わらないんだけど、最近ちょっと、自分も楽しんでみようかなっていう考えが加わってきて。そこでふと『そういえば俺、外好きだわ』って気づいたんですよ(笑)」

天気のいい日は屋外でご飯を食べる“アウトドア人間”だという小松さん。

普段は4人のお子さんに囲まれてにぎやかに暮らしているものの、ときどき、一人で考えごとをする時間がほしくなるという。

「うちは持ち山があるんですけど、そこはスギやヒノキの人工林じゃなく雑木林で、小川も流れていて。自然のなかでひとりの時間を過ごすのにちょうどいい場所なんです」

そこをみんなの居場所として活用できないかと考えて生まれたのが、もうひとつのグランピング事業。

「豪華な設備を用意するのではなく、純粋に手つかずの自然を楽しみたいソロキャンパーのような人向けのサービスを考えていて。たとえば場所を区切ってサブスクを導入すれば、それぞれ“自分の場所”をカスタマイズして育てていくこともできる」

場をより楽しく活用していくためのアイデアを、キャンパーと一緒に膨らませていくような意識で、広報や予約管理などの業務を組み立てていく。

「何かの企画経験があると役に立つと思いますけど、完璧にできなくてもいい。失敗しても立ち直りが早い人のほうがいいですね。ちゃんとフォローしてあげるから、つまずけ、つまずけ〜!って思います(笑)」

これまでは地域を守る“ディフェンス”企業として活動してきた小松組。村にも少しずつ仲間が増え、困りごとを拾い上げる網の目も細かくなってきた。

自分も楽しんでみようと考えが変わってきた今、小松さんがスタッフに求めるものにも変化があったようです。募集要項の「求める人物像」の部分も、ぜひ注目してみてください。

(2021/2/4 取材 高橋佑香子)
※撮影時はマスクを外していただきました。




※特集ページでは、西粟倉村という地域のこと、村内のほかの企業についても紹介しています。合わせてご覧ください。

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