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チームでつくりあげる
デザインの可能性

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ショップやブランドを立ち上げたいと思ったとき。

空間づくりや運営のオペレーション、自分たちの想いをわかりやすく伝えるためのWEBサイトに、ファンづくりに向けてのSNS運用など。必要なものはたくさんある。

「こうしたい」という想いがあっても、どこから手をつけたらいいかわからなくなることも多いはず。

そんなクライアントの想いを形にするため、さまざまなジャンルをトータルで手がけているのが、ジョージクリエイティブカンパニー(GCC)です。

オフィスのリニューアルや新商品のプロモーション、カフェの運営など、あらゆるライフスタイルシーンをデザインとクリエイティブの力で提案しています。

今回はプランナーと空間デザイナー、ビジュアルデザイナーを募集します。

それぞれの分野のスペシャリストがワンチームとなり、クライアントの想いを形にするGCC。ショップやオフィスはもちろん、ファッションや医療現場まで。扱うジャンルの幅広さも特徴のひとつです。



東京・麻布台。

東京タワーにほど近いビルにある、GCCのオフィス。

まず、スタッフの方に案内されたオフィスのラウンジは、大人の秘密基地のようなワクワクする空間が広がっている。

ここは、GCCのグループ会社である、放送作家の小山薫堂さんが率いる企画会社、オレンジアンドパートナーズとの共同オフィスだそう。

迎えてくれたのはジョージクリエイティブカンパニー代表の天野譲滋さん。

京都の実家がインテリアショップだったジョージさんは、平成元年に家具や生活雑貨を扱う「GEORGE’S FURNITURE」を立ち上げた。

そこで現ウェルカム代表の横川氏と出会い、GEORGE’SやCIBONE、DEAN&DELUCAなどの有名ブランドを一緒に手がけてきた。

どのブランドにも共通するのは、衣食住などのワクワクするライフスタイルを提案していること。

「GCCのクリエイティブもプランニング、スペース、グラフィックとか、部門は分かれているけれど、それぞれが意見を出し合いながらひとつのプロジェクトに関わっていくんです」

たとえばショップをつくるとき。クライアントのヒアリングから、内装のインテリア、ロゴマークやWEBデザインの構想まで、トータルで提案していく。

さらにGCCでは、「デザインコンサルティング」というデザインを切り口とした、ブランディングやクライアントの問題解決も手がけている。

「クライアントさんのヒアリングに丁寧に時間をかけて解決策を見出していく、デザインのよろず相談みたいな感じですね」

たとえば、美容家電や調理家電を中心に小型家電製品を販売している、株式会社テスコムの新商品プロジェクト。

サロンでプロ用として展開していたドライヤーブランド「Nobby」をベースにつくられた、「Nobby by TESCOM」を、一般向けに幅広く販売していきたい、という相談だった。

「これまでBtoBを主にやってきた会社さんで、家庭用にしては少し高級なドライヤーをどう販売するか、戦略に悩まれていて」

注目した点は新商品のカラーが従来のブラック、ホワイトアッシュに加えて、グレーが発売されること。

「黒や白と決めつけないグレーのような中間色なら、性別にとらわれずにたくさんの人に使ってもらえるかもしれないと考えました」

その意図から、プロモーションにはジェンダーレスの方を起用。まずは認知されることを目的に、インフルエンサーがプロの美容師からドライヤーの使い方を教わる動画の企画などもGCCが提案した。



プランナーはジョージさんとともに、ブランディングに関わる企画・立案を進めていく。

実際にプランナーとして働いているのが、入社2年目の小野寺さん。

これまで印象的だった仕事を尋ねると、新宿高島屋との「Meetz STORE」のプロジェクトを教えてくれた。

昨年4月にオープンした「Meetz STORE」は、化粧品から食品、雑貨などを扱う新宿髙島屋が新しくはじめたショールーミングストア。

ショールーミングストアとは、店舗に並ぶサンプルを見て、気に入った商品をウェブサイトで購入するショップのこと。

「はじめはクライアントさんから、ショールーミングストアを開きたい、とお話をいただいたんですが、すでにその形態を取り入れているお店もあったので、新しい付加価値をつけることが必要だと思って」

そこでジョージさんと考えたのが、5人の目利きマスターがそれぞれ得意なジャンルでセレクトした商品を取り揃えること。

「もうひとつ、ソーシャルギフトのシステムも取り入れました。住所を知らなくてもSNSでつながっていれば、SNS上でMeetz STOREからギフトを贈れるという仕組みです」

新しいお店の在り方をプランナーが企画しながら、空間デザイナーは店舗のデザインを、ビジュアルデザイナーはウェブサイトのデザイン監修などを手がける。チームの垣根を越えて、GCC全体でプロジェクトに関わっていく。

「お店はつくったら終わりではないので、今は売り上げアップにつながるようにSNS運用もサポートさせてもらっています」

SNSに投稿する画像や目に留まりやすいコピーなど、ブランディングから関わっているプランナーだと、幅広い提案ができる。何より、クライアントからの信頼も大きいと思う。

GCCでは各部門がありつつも、企画の段階からスペースやビジュアルの担当者が一緒に関わることも多い。



「初めてGCCを知ったときは、インテリア以外にグラフィックやプランニングもあって、いろいろな仕事がある会社だなと感じましたね」

そう話すのは、入社7年目になる空間デザイナーの加川さん。

「空間デザイナーは、空間の雰囲気やディスプレイもプランナーと一緒に考えます。GCCだとインテリアだけじゃなくて、空間に関わること全般に関われるので、いつも新しい体験ができますね」

最近、加川さんにとって初めての体験だったのは、昨年10月に熊本県にオープンした「メディメッセ桜十字」という検診センターのプロジェクト。

グループ会社のオレンジアンドパートナーズ(以下オレンジ)と一緒に担当した案件で、加川さんはクライアントへのヒアリングから参加し、企画・内装デザインやサイン計画など、さまざまなデザインを担当した。

「桜十字病院さんは、地元の人たちにとってもっと身近な存在になりたい、というご要望があったので、オレンジのプランナーと一緒に考えて、日常と医療の間のような空間をつくろうというコンセプトでスタートしました」

医療機関に行くときの緊張感を減らせるよう、決まったテーマは“パークネス”。

施設全体の空間を、公園に散策に行くような心地良い雰囲気にしようというテーマだった。

施設内の待合室の写真を見せてもらうと、病院のような無機質さをまったく感じない。広々とした空間にゆったりとしたソファがあって、上品な音楽ホールのよう。

「たとえば、検査で麻酔を打った受診者さんが、検査後に回復するためのリカバリールームがあるんです。もしも、その空間が真っ白で明るかったら落ち着けないと思って。どんな環境なら安らげるか考えたんです」

思いついたのは、夜明け前の薄暗い静かな森。「夜明けの森林」と名付けたリカバリールームは、クライアントにも好評だったという。



空間づくりと並行して進めたのが、施設内のサインづくり。

ビジュアルデザイナーの岡野さんは、視覚的にわかりやすくするという全体のコンセプトに基づいてサインづくりを担当した。

「胃カメラやレントゲンなど、受診者さんがぱっと見てわかるようなピクトグラムを一からつくって、ドアやサインに取り付けていきました」

施設の広さはおよそ1500坪。手がけたコンテンツ数は400ほど。

検査内容のピクトグラムに加えて、検査の動線を案内する文字表示もつくった。

「サインや文字などは、視認性はもちろん、大きさや情報量をバランスよくすることが大切で。編集、確認、視認と何度も意識を巡らせて繰り返しました。大変でしたけど、その分やりがいも大きかったですね」

岡野さんは以前もデザイン会社に勤めていたものの、より幅広いジャンルのデザインに関わりたいと思い、GCCに転職した。

「GCCはきれいなグラフィックをつくるだけじゃなくて、クライアントさんの売り上げや知名度がどうしたら上がるかまでを考えるから、自然とやりたいことが増えてくる。意欲次第で、どんどんチャレンジができる環境ですね」

これまで長く関わってきた会社のひとつが、ラバーシューズを起源とするライフスタイルブランド、コンバースジャパン(以下コンバース)。

コンバース初となるシューズの直営店づくりから携わったGCCとコンバースは、10年近い付き合いなのだそう。

ジョージさんが直営店の立ち上げから関わり、店舗を建てる場所のリサーチやスタッフの採用面接も行なった。

加えて、直営店ならではのスペシャルなブランド体験を提供するショップとして、直営店限定の真っ白なオールスターに、自分の好きなデザインを選んでカスタマイズできるサービスを導入。

原宿で生まれた一号店は好評で、その後、吉祥寺や福岡にも出店が続いた。

「私はシーズンごとのキャンペーンや、お店のプロモーションに関わることを一緒にやらせてもらっています。ここ2〜3年はSNS運用で、キャンペーンと連動した投稿内容のご提案もしています」

最近では、コンバースの本社ビルのリニューアルもGCCが担当した。

コンバースのあり方やブランドのストーリーをずっとそばで見てきたGCC。今後、どんな働き方が良いかをともに考えた結果、本社ビルで働く従業員のモチベーションが上がるようなオフィスリニューアルのプランを提案した。

コンバースの歴史を感じるエリアをつくったり、気分が上がるようにアメリカンなデザインの椅子を取り入れたり、固定だったデスクをオープンデスクにしたり。

コロナ禍で少ない出社人数を想定してつくったものの、オフィスの変化によって出社する従業員が想像以上に増えたという。

「コンバースさんのように、コンサルティングを通して深く業務に関われるような案件もあれば、単発で瞬発力や発想力が求められる案件もある。枠にとらわれず、幅広い仕事ができるのはGCCの面白さだと思いますね」

「GCCはライフスタイルを重視しているチームだから、『あのお店の感じ』って話したときに、みんな共感できるんです。普段からアンテナを張っている場所が似ているんだと思っていて。それは、一緒に仕事をする上で大事なことかもしれないですね」

 

デザインを通じて、ここまでボーダーレスに関われる会社は珍しいと思います。

GCCの雰囲気や考え方にピンと来た方からのご応募を、ぜひお待ちしています。

(2022/11/29 取材、2023/8/2 更新 小河彩菜)

※撮影時はマスクを外していただきました。

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