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世界中の人と出会える
箱根の山のうえで
好きなことを仕事にしてみる

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

ホテル事業を中心に、カルチャーイベントやラジオ放送などを手がける株式会社WPÜ(ワンダーパワードユー)。

2015年に東京・西新井でホテルをスタートして以来、箱根、新宿と拠点を広げ、今年10月には沖縄・那覇にミュージックバーをオープン予定です。

大切にしてきたのは、人と人、場所と場所をつなぐこと。

単なる宿泊施設ではなく、世界中から集まる旅行者、地域の住民、働くスタッフがゆるやかにつながり、互いの個性や熱意が、化学反応を起こす。

そんな場づくりを目指しています。

今回募集するのは、WPÜ Hakoneを支えるスタッフ。

東京と関西を結ぶ主要なルートの中間地点にある箱根。富士山の壮大な景色、豊かな温泉、そして点在する美術館や博物館など、自然とアートが融合するこの地には、世界中からさまざまな人たちが集まります。

WPÜ Hakoneは、この立地を最大限に活かし、「人と人がつながるホテル」として新たな挑戦を続けています。

誰かの可能性を引き出す場を、自分自身の手でつくってみたい。そう思う人にこそ、読み進めてほしいです。

 

箱根湯本から、山道をジグザグに進む箱根登山鉄道に乗り、ぐんぐんと標高を上げていく。車内では、多くの外国語が聞こえてくる。

標高550m、終点の強羅(ごうら)駅に降り立つと、澄んだ空気と緑に囲まれて、きもちよく深呼吸ができる。駅の目の前に、3階建てのWPÜ Hakoneを見つけた。

中へ入ると、コンクリートの壁が広がり、照明は控えめで落ち着いた雰囲気。

すぐそばのロビーの壁には、淡い色彩で描かれたアートが飾られている。

「現在展示しているアーティストさんは、もともとスタッフだったんですよ。箱根で勤務していた時期から本格的に絵をはじめて、その後展示を開催することになりました。今回で3回目の展示になります」

そう話しかけてくれたのは、支配人の岩永さん。

前回の日本仕事百貨の取材のときはフロントスタッフとして働いていたけれど、いまはホテル全体を率いる立場になったそう。

岩永さんは、文房具店での接客スタッフを経て、2021年にWPÜ Hakoneに転職。

「WPÜ Hakoneは、もともと銀行の保養所だった場所をリノベーションした施設です。ただホテルとして泊まるだけでなく、温泉にダイニングレストラン、ギャラリー、コワーキングスペースも備わっています」

「ギャラリーでアート展示やイベントも定期的に開催していて、ひとつの場所で、さまざまな体験ができる場所として、宿泊するゲストだけでなく、地元の方も訪れる場所なんです」

ゲストとの何気ない会話から、面白い人を見つけてスタッフ同士で共有することもある。そこから、新しい企画が生まれることも多いそう。

「目指しているのは、人と人、地域と地域がつながり、誰もが輝ける場づくりなんです」

誰もが輝ける場づくりって、どういうことだろう?

たとえば、と岩永さんが指差して教えてくれたのは、後ろの壁に掛けられたイラスト。自由というか、少し歪んだ線と、パキッとしたポップな色づかい。

「これ、浜田一平さんというイラストレーターさんの作品で。たまたまお休みの日に東京へ遊びに行ったときに見つけて、その瞬間、心をグッと掴まれたんです。ホテルの空間と相性がいいなと思って、思い切って展示を依頼しました」

昨年夏に、ホテルのギャラリーで展示会が実現。さらに浜田さんはミュージシャンとして活躍していたため、月に一度開催しているライブイベントにも出演してもらったそう。

「展示した絵を、海外のゲストが購入してくれたんです。自分の『好き』から始まったことが、こんなふうに人と人をつなぐ新しい出会いになる。仕事を通してそんな経験ができるのは、このホテルならではだと思います」

日々の暮らしのなかで、自分の「好き」や「得意なこと」を表現する機会は、そこまで多くないかもしれない。ここでは、そんなぼんやりと抱いていたアイデアや、誰かに知ってほしいことを、かたちにしていくことに前向きな雰囲気がある。

それは、ゲストだけでなく、ここで働くスタッフにとっても同じ。

「スタッフには、働いている時間は仕事というよりも、自分らしくいてほしい。みんなそれぞれに得意なことや、好きなものがある。それを自然と引き出し、発揮できる場をつくれないか、日々意識しています」

岩永さんが支配人として意識しているのは、「グイグイ引っ張る」というより、一人ひとりと目線を合わせて、挑戦を後押しすること。

取材中も、行き交うスタッフに挨拶するだけでなく、雑談も交えて話をする姿が印象的だった。

「もちろん、ホテルという場所を使う以上、守るべき基準はあります。けれど、大切なのは、『なにかやってみたい』という熱があるかどうか。挑戦してみたい、そのマインドがめちゃくちゃうれしいですね。一緒にかたちにして、成長していきたいです」

 

フロントのスタッフとして働く岩淵さんも、ひょんなことからイベント企画などをしている一人。

オーストラリアでのワーキングホリデーを経験。北欧発祥の家具メーカーでインテリアコーディネーターとして働いていたころ、友人の誘いでWPÜ Hakoneを知った。

「HPを見ただけで、ホテル業だけでなくイベントや、宿泊ゲストとの距離の近さが伝わってきて。ここで働いたらワーキングホリデーの経験が絶対に活かせる。直感で、『ここで働きたい!』と思いましたね」

はじめは新宿のホテルで働き、箱根に異動してもうすぐ2年が経つ。

フロント業務を中心に、清掃やダイニングレストランのヘルプを担うほか、ゲストのレビューを分析してサービス改善に活かしたり、勤怠管理といった事務作業も担当。

ホテル全体をより良くしていくための役割を、マルチタスクでこなしている。

「大変に聞こえるかもしれませんが、一日が本当にあっという間なんです。ゲストもスタッフも素敵な人が多くて。みんなでゲラゲラ笑いながら、楽しく働けているのが頑張れる理由です」

まわりの環境のおかげと言うけれど、岩淵さん自身の日々を楽しむ力も大きいように感じる。

もともと、コーヒーが好きだった岩淵さん。ホテルにあった、使われていないエスプレッソマシンで、個人的に練習を始めることに。

「プライベートで、静岡の『HUG COFFEE』というコーヒーショップに立ち寄った際に、コーヒーもとても美味しいし、空間も素晴らしくて。『このお店とイベントができたら面白そう!』と思って、すぐに連絡をとったんです」

「箱根のホテルで働いていると自己紹介したことを、覚えていてくれていて。『ぜひ一緒にやりましょう』と、快諾してくれました」

ホテルにHUG COFFEEを招待して、ウッドデッキでコーヒーのポップアップイベントを開催。夜は、レストランのバーでカクテルを提供し、周辺で働く人や近隣住民に呼びかけ、ささやかな交流会も。

「付近で働かれている人は比較的若くて、20代の方が多いんです。イベントをきっかけに、コミュニティが広がりました。強羅に暮らす人とも知り合うことができて、とても楽しかったです」

この経験を活かして、現在は、小田原のコーヒーショップとコラボし、ホテルのオリジナルドリップバッグを企画中。

近いうちにコーヒーのポップアップイベントも計画しており、イベントでは自身がエスプレッソを使ったドリンクをゲストに提供するのだとか。

「お客さんに提供するのは初めてなんです。ホテルのバースペースを使って、いつかお昼にカフェを開くのも楽しそうだなって」

「好きなことを、かたちにできる場がある。周りが、『やってみなよ』って応援してくれる。ここでは、自分らしさを思う存分表現できると思います」

 

最後に話を聞いたのが、昨年の4月に入社した大西さん。入社して2年目。新しく入る人にとって、身近な存在になると思う。

福岡の大学に通っていたとき、ホテルでのアルバイトを経験。

「将来は、海外からのゲストとカジュアルに関われる場所で働きたい」と求人サイトを眺めていたとき、WPÜ Hakoneを見つけた。4年生の夏にインターンとして働き始めることに。

「研修を受けた際、どのオペレーションでも『どうしたらゲストがもっと心地よく過ごせるか』という視点で、一つひとつの作業を丁寧に教えてくれて。ゲストの体験を一番に考える空気が、ホテル全体に根付いていることに感動しましたね」

「働くうえでは、わたしの地元からも離れており、正直悩みました。でも、スタッフのみなさんは本当に尊敬できる人ばかりで。こんな人たちと一緒に働きたい、こんな人になりたいと思って入社を決めました」

インターンを経て、そのまま入社。働き始めてみて、どうですか。

「本当に、みんな優しいんです。年齢や経験に関係なく、対等に接してくれます」

とくに、時間内に終わらせなければならないハウスキーピングの業務では、スタッフ間の助け合いが自然に生まれている。

「『やってあげている感』が一切ないんです。みんなで一緒にゴールに向かって走っている感覚。誰かが困っていたら、『私が行くよ』と声をかけ合う。こんなに愛に溢れた人たちが集まっているんだ、と感じました」

「とくに、支配人の岩永さんの支えが大きくて。クレーム対応や清掃の遅れで、落ち込むこともあるんです。そんなとき岩永さんは否定せず、共感しながら一緒に考えてくれる。対等に接してくれて、とてもありがたいですね」

WPÜ Hakoneに訪れるゲストは、今や9割が海外旅行客。

英語に不安を感じる人もいるかもしれないけれど、大西さんは「言葉の壁は気にしなくて大丈夫」とのこと。

「実は私、英語が全然話せなくて。それにいろんな国のゲストが来るので、英語圏だけじゃない。お互いネイティブじゃないからこそ、簡単な単語で通じ合うことが多いんです」

「困ったときは翻訳ツールを使えばいいし、極論ですが、本当に伝えたいことって、不思議と相手に伝わることが多いんです。だから日々の会話から少しずつ、『こう言えば伝わるんだ』と学ぶ。働きながら、自然と語学力が身についていますね」

ゲストとの会話からホテルでの企画につながったり、友だちになるゲストもいたり。深い関わりが生まれることもあるから、新しい出会いが好きな人にはぴったりの場所だと思う。

音楽好きの大西さんは、ホテルの客室フロアのアートスペースを舞台に、カセットテープのセレクト展示を企画中。

ゲストとの会話で聞いた音楽の話などをヒントに、テープをセレクトしている。

「準備を進めながら、ワクワクしています」

「決まったレールじゃなく、一つひとつの選択に自分が納得して生きていきたい。そう考えている人にとって、ここでの経験はかけがえのない財産になると思います」

 

なにかをやってみたい、という熱。 自分の「好き」を、誰かの喜びに変えてみたい。

WPÜ Hakoneは、そんな気持ちを応援する場所。

人と出会い、アイデアを試し、自分らしさを発揮する。そんな毎日を、箱根ではじめてみてほしいです。

(2025/08/28 取材 田辺宏太)

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