イベント

12.11 Wed
しごとバー
強みでシゴトを起こさナイト

いろんな分野で活躍している方をゲストとしてお招きし、お酒を飲みながら、ゲストと一緒に会話するイベントです。気になるテーマやゲストがいたら、気軽に参加してください。
しごとバーに関する詳細はこちら

※このイベントは終了いたしました。

こんにちは。リトルトーキョーでイベント担当をしている今井です。

突然ですが、都会での暮らし、疲れてないですか?

(制作会社で働いている、ちょっと疲れた28歳独身会社員をイメージして呼びかけています 笑)

大学を卒業して、憧れの広告の世界に入ったものの、思っていた業務とは違う部署に配属され、なんだかなあと思いつつ、良くも悪くも慣れてきちゃって、なんとなく忙しく仕事をこなす日々。たまの休みは寝て終わる。あれ、自分がやりたかったことってなんだっけ…?この仕事、自分じゃなくてもできるよな。そろそろ、転職?都会を離れる…?

そんな方、きっといますよね。

今回ご紹介するのは、そんな方にぴったりのイベントです!

気になった方は、ぜひ読み進めてみてください。

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ゲストさんに会うため、お邪魔したのは福島県田村市。

実は福島原発にも近く、地域で一部避難指示が出ていた時期もあったエリアですが、ゲストさんをはじめ、おもしろい人が集まり始めているといいます。

東京からは2時間半ほど。日帰りも楽々で、意外の近さにびっくりしました。

待ち合わせした郡山の駅は、いわゆる普通の地方都市、って感じ。大きなファッションビルなどもあって暮らしやすそうです。

私を案内してくれたのは、福島市出身の千田さん。

おもちゃ会社に勤めていたけれど、震災がきっかけで、復興支援の仕事を行う一般社団法人RCFに転職。

現在はFVC事業という、福島で起業する方の支援を担当し、東京に住みながら、福島を行ったり来たりしている。

素敵なお店もあるんです、と駅から車で少し離れた絵本屋さんに連れて行ってくれました。

壁一面に絵本が並べてあって、可愛い空間!

そこから、車でほど近いテレワークセンター「テラス石森」に移動します。

テラス石森は、廃校を生かしたテレワークセンターになっていて、いくつもの企業が教室をオフィスとして利用しているそう。

一室を、クリエイティブの制作会社オフィスとして利用しながら、運営にも携わっている久保田さんにお話を伺いました。

田村市出身の37歳で、福島県内の広告代理店に10年以上いた人です。

「デザインや企画を担当していたので、業種柄徹夜が続くことも多々、多々…あるような会社だったんですけど(笑)40〜50歳になってもこれを続けるのは流石にしんどいと。漠然とですけど、自分でやりたいことに時間を使いたいなって思ったんですよね」

デザインの専門学校を出たあと、人材派遣にカラオケ屋さん、パチンコで生計を立てていた時期もあれば、風俗雑誌のデザインをしていた時期も!

フラフラ時代を経てから、そろそろしっかりしよう、と代理店に入り10年。企画やデザインの仕事をしていましたが、震災もあり、このままなんとなく、ズルズル会社に居続けるのはどうなの?と、人生を見つめ直しました。

「親父もなかなかの年齢になってきたし、そろそろ地元に戻ろうかなあ、と」

とはいえ、地元に戻ろうと決めたところで、地元に代理店があるはずもなく、代理店のスキルが活かせるような会社もない。そこで、無いならつくってしまおうと、制作会社を1年半前に起業しました。

廃校を利活用しようという、テラス石森のプロジェクトも立ち上がったタイミングだったので、オフィスとして利用しながら、運営にも携わることに。

今は4人のスタッフと一緒に働いています。

テラス石森の運営や、イベント企画のほか、地元の広報物作成や、あき家問題など、福島県内のほかの地域にいる仲間たちとも連携しながら、復興や地域課題の解決に取り組む案件も増えてきました。

「起業して1年半、なんとか前に進めている、って感じです」

久保田さんと一緒に働く大類さんにもお話を聞いてみます。

将来「起業」を見据えた地域おこし協力隊、という雇用形態で、映像系の仕事を担当している25歳です。

久保田さんいわく「うちのビジュアル担当」、たしかに笑顔が素敵です!

「群馬出身だけど、福島は行ったことがなかったし、田村市とかどこ?って感じでした(笑)」

久保田さんやテラス石森のことを、知り合いづてに紹介され、なんとなく面白そう、という理由で田村にやってきた大類さん。

原発のことは、あまり気にならなかったそう。

「知り合いに、くぼけんいいヤツだよ、っていわれて。ほんとに人の縁だけで入りましたね」

前職のスキルをいかし、今は映像の企画編集やデザインなどを担当しています。

「もともと起業したいな、っていうのは前から考えていました。就活で打ちのめされたとき、自分は社会から必要とされていないんだと思って。だったら自分でやればいいや、と」

だったら自分でやればいいや。久保田さんも同じことをいってましたね。

もし、そのときその場所から必要とされていなかったとしても、環境が変われば状況も変わる。

ちょっとデザインができる、ちょっとコードが書ける、写真が撮れる、映像がいじれる、企画ができる、クリエイターの知り合いが多い……。

都会だと埋もれてしまうような「ちょっと」人よりできるかな、という自分のスキル=強みでも、地域では意外とけっこう重宝されるはずです。

イベントでは、強みを地域で生かしたお二人をお呼びし、いろいろなお話を聞いてみたいと思います。

そろそろ都会を離れようかな?と考えている方、広告系の方、起業してみたいなあ…とぼんやり考えている方、地域と関わりながら働いてみたい方、福島のことが気になっている思っている方などなど。

「強み」を地域で生かしてみませんか?

ぜひお気軽にお越しください!お待ちしております。

(2019/10/29取材 今井夕華)


久保田 健一(くぼた・けんいち)
株式会社Shift代表、福島県田村市出身の37歳。広告代理店に約13年ほど勤務後、働き方・生き方に疑問を感じ退職。故郷の田村市に戻ることを視野に入れるが、自分が今まで培ってきた知識や技術を活かせる場が無いことに引く。転職も考えたが、無いなら創ってしまえばいいとの考えから、廃校を活用したテレワークセンター「terrace ishimori」にオフィスを構え、クリエイティブ制作会社「Shift」をスタート。同時に「terrace ishimori」の運営・管理にも取組み、田村市における新たな生業、働き方、活躍の場を創出し、今を活躍する世代・これからの世代が暮らしやすい地域にしたいと活動中。

【株式会社Shift】
https://shift-inc.io/

【テラス石森】
https://switch-terrace.com/

【FVC事務局(一般社団法人RCF)】
https://fvc-fukushima.com/event/

※当イベントは事前予約不要ですが、よろしければ下記の「イベントに参加する」より、当イベントのfacebookページにて「参加予定」へのチェックをお願いします。
※なお、SNSを介して発生したトラブルなどの責任は負いかねますこと、あらかじめご了承ください。
※しごとバーでは、特定の思想や宗教、マルチ商法、情報商材の販売などに関わる方の参加はご遠慮いただいております。そのほか、セクハラ行為なども含めて、参加者に不快感を与える行為を目撃した方はお知らせください。

日時
2019/12/11 20:00 開始
※イベントのメインは22:00まで
会場
リトルトーキョー2F
参加費
1ドリンク以上オーダー

※このイベントは終了いたしました。

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