※このイベントは終了いたしました。
こんにちは! “元”久木山運送ドライバーで、現在は総務省で働いている冨永真之介です。
久木山運送は、屋久島の西にある火山島、口永良部島で唯一の会社です。
人口100人の離島の運送会社。みなさん、想像できますか?
フェリーは1日1便。載っている貨物の積み下ろしから配達、そしてゴミ収集までが久木山運送の仕事です。さらには民宿や発電所の運営、道路の保全など、島の生活を支えるさまざまな役割を担っています。
島民全員が顔見知りで、お互いの生活を知り尽くしているからこその仕事や暮らしがここにはあります。効率よく、配慮ある日々が進んでいく。
お家を一軒一軒訪ねて、事務所に帰り着くころにはもらった野菜や果物がたくさんあったり、配達途中なのにカレーを食べさせてもらったり。仕事が終われば、温泉に入ったり、特にアポなく呑ん方が始まったり、行事の準備をしたり、ボーっと海を眺めたり。
東京でのマンション暮らししか知らなかった僕にとって、人の関わり方、時間の流れ方、全てが知らない世界でした。
そんな島のリズムの中にいると、仕事と暮らしの全てが「生きること」と「死ぬこと」に密接に結びついていて、無駄なものは何もないことに気付きました。
島に欠かせない「運送」という役割の一端を担わせてもらえたからこそ、貴重な経験ができました。ただ、その分、島を離れることにも覚悟が必要でした。
「お世話になった島の方々に恥ずかしくない人生にしてやる」
そんな経緯があり、地方のあり方に真正面から向き合える、総務省で働くことを決意したわけでもあります。
今回のしごとバーでは、島の運び屋生活を通してみえてきた口永良部のリアルを存分にお伝えします。何よりも、僕を育ててくれた、そしてその先にやりたいことをつくってくれた「島の運び屋」という生業の魅力を存分に語り合いましょう!
▼久木山運送では、一緒に働く人を募集しています。よろしければこちらの記事もご覧ください。
「リアリティしかない島で 働く意味を取り戻すしごと」
冨永 真之介(とみなが・しんのすけ)
東京都赤坂出身。在学中に1年間休学し、人口約100人の口永良部島で暮らし「自治」の2文字に取り憑かれ、公務員試験を受け続けるも落ち続ける。その間は築地の魚を売る。合格後、アフリカ人の人との向き合い方とテンションに惹かれ、4ヶ月間コンゴ民主共和国で過ごす。帰国後、総務省入省。昨年6月まで山口県庁へ出向。
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