株式会社バウム
ネーミング、パッケージデザイン、メディアやイベントの企画運営。
株式会社バウムは、一行のコピーからまちづくりまで、さまざまなデザイン・ブランディングを手がけている会社です。ナカムラケンタの著書『生きるように働く』の装丁や、今回の「かこむ仕事百貨」のネーミングやキービジュアルの制作もバウムさんにお願いしています。
ブランディングというと、商品パッケージやWebサイトを整えたり、かっこよく刷新したり、新しい顔をつくるようなイメージがあるかもしれません。
ただ宇田川さんは、「ブランドは納品できない」と言います。
「ブランディングってブランドINGだから、行動の連続によってできていくもの。固体というより液体のような感じです。いくら美しいロゴや膝を打つようなネーミングをつくっても、納品しただけではブランドにならない。毎日の営みのなかでどう機能するのかが大切です」
これは取材での言葉ですが、「かこむ仕事百貨」の打ち合わせを通じて、より腑に落ちました。
この企画を通じて見たいのはどんな風景で、核となる価値は何で、どう変わりうるのか。成果物としての名前やビジュアルをつくる前の、コミュニケーションを大事にされているように感じましたし、問われることで自分たちの考えも進みます。10年20年と続いていくことを一緒に想像しながら、ふんわりしていたイメージにうまく形を与えていただきました。
人が集い、情報や価値を交換する「場」を生み出してきたみなさんなので、きっといっしょに焚き火を囲む時間も、楽しいものになると思います。
【現在募集中の記事】
『よい」街ってなんだろう 人と向き合い、人を動かす 街のブランディング』(2022/4)
【過去にご紹介した記事】
『一行のコピーもまちづくりも 真面目で自由な 「場」生むチームワーク』(2017/12)
『場生むクリエイティブ』(2016/9)
『場生むコンセプト』(2015/3)
『「PR」の原点』(2014/2)