有限会社きたもっく

今回の会場となるキャンプ場「スウィートグラス」を運営する有限会社きたもっく。代表の福嶋さんが採草地に木を一本ずつ植えるところから、人と自然がともにある風景をつくってきました。

キャンプ場のほかにも、薪の製造や薪ストーブの販売、自伐型林業やその材を使った建築、養蜂など、さまざまな事業を展開しています。まるで木が根をおろし、枝を伸ばすように成長してきた会社です。

企業のあり方にも、働く人たちの言葉にも、共通しているのが自然に対する想い。理念であるフィンランド語の「ルオム」には、“自然に従う生き方”という意味があります。

自然というと、とても大きな対象をイメージしますが、日常的に森のなかで過ごすきたもっくのみなさんの言葉は等身大です。山に入ったり、川で遊んだり、ものをつくったりするなかで感じる、心地よさやありがたさ、畏怖や親しみ。取材のたびに、自分は自然とどう関わって生きていけるのか、いつも考えさせられます。

「もちろん社会も人をつくるけれど、ベースは自然が人をつくるんだなって。ここに生きてると思うんですよね」

衣食住を通じて、人は自然とつながりながら生きている。それは都会の中心であったとしても、変わらないことだと思います。

焚き火を囲みながら話すなかで、より自然の近くで暮らしたいと思えば、きたもっくの一員として北軽井沢の地で働く可能性もあるでしょうし、自分の今いる環境で何ができるか、考えるヒントが得られるかもしれません。

 

【過去にご紹介した記事】
『木を挽いて 半径35キロの 未来をつくる』(2021/10)
『山からはじまる産業革命 すべてが0になる土地で 未来を自分の手で掴みとる』(2021/1)
『自然に従い クリエイティブに生きる』(2019/6)
『イマジネーションの森』(2018/5)
『The future is in nature』(2017/10)

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