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人と人が出逢えば

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

「あのときの話、面白かったなあ」「そういえば、あんなことがあったな」

今までの人生を振り返ってみると、ふと思い出す景色がいくつかあります。ターニングポイントとなった出来事だったり、知らなかった世界に足を踏み入れた日だったり。

不思議なことに、そのきっかけにはいつも誰かが関わっているように思います。

そんな出会いが、自分の家の中でも得られるかもしれません。

ソーシャルアパートメントは、そのひとつ。

ワンルームマンションに、キッチンやラウンジなどの共有スペースを設けた、新たな住まいのかたちです。

自分の部屋もきちんと確保しながら、広いラウンジや調理器具の揃ったキッチン、ワーキングスペースなど、一人暮らしでは手にできない設備をみんなでシェア。交流を深めるために、入居者主体のイベントが開催されることも。

1人になりたいときは誰にも会わずに部屋に帰れるし、話したいときは共有スペースに行けばいい。入居者同士の自由な交流が、コミュニティを醸成していく。

そんなソーシャルアパートメントを運営するのは、株式会社グローバルエージェンツ。今回、主に問い合わせ対応から内覧、契約までを担当する営業職と、その後の契約や入居の手続きを行う営業サポート職を募集します。

人との出会いが世界を広げる。日々、それを体感できる仕事です。


渋谷駅から、ヒカリエの横を抜けて3分ほど。高層ビルの25階に、グローバルエージェンツのオフィスがある。

グローバルエージェンツは代表の山﨑さんが大学時代に設立、今年で創業13年目になる。

会社を立ち上げる原体験となったのは、大学在学中にロンドンへ留学したこと。

そのとき住んでいた家は、1階が大家さんの住居で、2、3階の空き部屋を貸し出すという仕組みだったそう。同じ家に住んでいるから、大家さんや他の部屋の人たちと関わる機会もたくさんあった。

コミュニケーションのあるなかで暮らした経験が印象深く、帰国後も寮やゲストハウスなどに住んでいたという山﨑さん。2004年に起業した当時のことを以前こんなふうに話していた。

「ちょうどFacebookやmixiなど、SNSが生まれたころでした。人がどんどんつながって、自由にコミュニケーションを取っていく面白さを、リアルに体現したいと思ってソーシャルアパートメントをつくったんです」

「私が会社を立ち上げることができたのも、人と出会って自分の可能性に気づくことができたからだと思うんです」

そんな機会を社会の中で増やしていきたいという思いが、ソーシャルアパートメントに込められている。

徐々に知名度も上がってきて、2018年の2月には全物件で空室ゼロを達成。現在も約2000室の入居率は平均95%を上回っている。

最近は、コワーキングスペースを併設し、宿泊者同士の交流に重点を置いた新しいタイプのホテルである「The Millennials」や、一般の人も広く利用できるようにカフェなどの飲食事業も展開。今までソーシャルアパートメントに住むことでしか得られなかった体験が、ホテルやカフェを通して得られるようになってきている。



ここで働くのは、どんな人たちなんだろう。

日本仕事百貨の記事を見て入社したのが菊地さん。もうすぐ入社して2年になる。

菊地さんは話を聞くのが上手な方で、こちらが取材をしているはずなのに、なぜか自分の話ばかりしてしまう。普段お客さんと話すときもこんな感じなんだろうな。

営業の仕事のことを教えてください。

「まず、日々いただくお問い合わせに1件ずつ対応していきます。内覧をご希望の方にはソーシャルアパートメント現地を1~2時間かけてご案内して、お申込みに結びつけるところまでが全体的な流れです」

申込み後の手続きを行うのは営業サポート。入居が決まった方との契約手続きや鍵の受け渡しなどの仕事を担当する。

営業では、お客さんが希望する物件をただ案内するのではなく、内覧前に条件や希望をヒアリングするんだそう。

「お電話で1時間以上お話をすることもありますし、お問い合わせいただいた物件とはまったく違う物件をご案内することもあります」

「エリアや家賃、設備のことはもちろんですけど、どんなコミュニティがいいとか、ソーシャルアパートメントに何を求めているのかとか、ソフトな部分が重要なんです」

じっくり話を聞いて、36棟の中から最も合う物件を提案する。物件の情報が頭に入っていないとできない仕事だと思う。

物件は首都圏全域にあって移動時間も長いから、帰りが遅くなることもある。事務的な書類仕事など、ソーシャルアパートメントの華やかなイメージの裏には、地道な仕事が積み重なっている。

一方で、それを経たからこそ得られる、この仕事ならではの体験もある。

「ソーシャルアパートメントの営業では物件のご説明はもちろん、雑談もたくさんします。たくさんのお客さまのお話を伺うなかで、いろんな人生や価値観が見えてくるのは面白いですし、刺激を受けるんです」

それだけでなく、人の転機に関わることもある。

「物件で出会って結婚する人や、ここでの出会いがきっかけで転職する人もいます。自分が案内した入居者さんが、コミュニティの中心になっているときも、うれしいですね」

コミュニケーションが得意な人ばかりが集まるのではなく、控えめな性格の方があえて入居を希望することもあるという。

「『本当はこういうところに住む勇気がない』って言っていた方が、人と関わって成長したい、自分を変えたいって入居を決めてくれて。馴染んできているのを見るとほっとしますね」

人が、人と関わるなかで変わっていく過程が見える。この仕事の醍醐味かもしれない。

菊地さんは、「人と会う仕事がしたい、人が集まる場所がつくりたい」と、グローバルエージェンツに入社した。

「大学のときに幸福度の研究をして、幸せになるには人と関わるのがいいと学んだことがはじまりです」

卒業してから1年間は、オーストラリアやスペインに住んだり、倉敷のゲストハウスで働いた。

新しい土地で知らない世界を見たり、人と会うのが好きだった。

「ゲストハウスは、設備がそんなに整っていないのに、バックパッカーとか地元の人とか、毎日いろいろな人が集まってくるのが面白くて。自分もそこでたくさんの人と出会って世界が広がったので、そういう経験ができる人が増えたらいいなって思います」



もうひとり、お話を聞いたのは営業のザカリさん。

流暢な日本語で「ザックと呼んで良いですよ」とフレンドリーに話してくれる。現在は、主に外国籍のお客さんを担当している。

フランス出身で、5ヶ国語を話すザックさん。もともと、外国人向けのシェアハウスを運営する会社で働いていた。

ソーシャルアパートメントに住んでいた友人を偶然訪ねたことが、働くきっかけになったそう。

「この物件すごいなって感動しました。こんな住まいがあるなんて知らなかったし、自分がずっと住みたいと思っていた家そのものだった」

すぐに運営元のグローバルエージェンツに連絡し、入社したのは4年ほど前のこと。

「内覧のときは、お客さんと壁をつくらないように心がけています。終わったら一緒に飲みに行ったりするし。友だちみたいなコミュニケーションが、すごく楽しいんです」

「入居後も『ここを案内してくれてありがとう』『日本人の友だちが増えました』って、メールをくれるんですよ。契約して終わりじゃなくて、その後もコミュニケーションは続いていきます」

お客さんとの関わりを大切にする理由の1つに、外国籍だからこその気持ちがある。

「外国人の一人暮らしは結構さみしいんです。友だちも家族も近くにいないし。ここならいつでも話せる相手がいるし、日本語の勉強にもなります」

ザックさん自身、単身用マンションにシェアハウス、ソーシャルアパートメントにも住んだ経験がある。

「一人暮らしからシェアハウスに引っ越したら、1ヶ月で10人くらい友だちが増えました。仕事から帰ってきて、毎日違う人と話ができるのはすごく面白いんです」

「ただ朝は苦手だから、できれば誰とも話したくない(笑)。そういうときに、ソーシャルアパートメントはいいですね」

安さでシェアハウスを選ぶ人が多いなか、人との関わりに価値を見出す人がソーシャルアパートメントを選んでくれる。

入居者は、年齢や性別、国籍や職業も異なっている。さまざまなバックグラウンドを持つ人たちが集まり、交流が生まれる。

そのなかで、コミュニティが魅力的なものへと育っていく。

現在ザックさんは、営業に加えて海外マーケティングの仕事もやっているそう。

「海外の雑誌に記事を書いてもらったり、有名なYouTuberと企画したり。ソーシャルアパートメントのコンセプトや、グローバルエージェンツという会社を世界に広めていくための仕事をしています」

これからは、物件や会社のことを伝える新しいアプローチとして、動画づくりにチャレンジしたいんだそう。社内にそれを担当する人はいないから、自ら撮影して社長に提案する予定なんだとか。

どうして、そんなに能動的に動けるんですか?

「社長がいつも言っているのは、マルチ・ハット、『いろんな帽子を被れる会社』ということです」

「ここでは、やりたい仕事はやってみていいんです。もちろん忙しくはなりますけど、みんな好きでいろいろな仕事をしています」

グローバルエージェンツでは、部署にとらわれない、横断的な仕事をすることができる。

営業といっても、仕事はお客様のご案内だけでなく、新規物件を立ち上げる際にコンセプト提案から関わることもあるし、入居者イベントの企画にも携わる。

先ほどお話を聞いた菊地さんも、入居者専用マイページのシステム開発に携わったり、自らの希望で週に1回、ホテルの勤務に入っているんだとか。



「仕事が楽しい」

取材中、何度もその言葉を聞きました。

そう言い切れるのは、仕事との相性が良いからだろうし、何より前向きに働けているからこそ。

ここで働く人たちは、いろいろなことに自ら関わっていく。自分の世界を広げることにすごく貪欲なんだと思います。

人と出会えば、何かがはじまる。

それを知っている人たちが、自由に世界を広げていける場所だと感じました。

(2018/5/18取材、2019/10/21再掲載 増田早紀)

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