求人 NEW

結んで、ひらいて、変化して
“なんとなく”を形にする
つながりのデザイン

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

「この仕事では、参加者がこれまで関わりのなかった人や新しく興味のあるものに出会える機会をつくれる。大げさですが、その人の人生をより良くできる気がしてうれしいんです」

参加してよかった、また行きたいと思えるようなイベントの裏側では、こんな想いを持つ人たちが働いています。

1日限りのイベントから、「丸の内朝大学」のような11年目を迎えるプロジェクトまで。

株式会社サンプラックスは、様々な“場”を企画立案から実施運営、フォローアップまでトータルでプロデュースしている会社です。

ここで一緒に企画制作に関わる仲間を募集します。

経験は問いません。まるで潤滑油のように、間に入ることでより良い関係性を生み出したり、人と人を結んだり。

地道な調整ごとが仕事の大半を占めますが、気づけばチームに欠かせない、人に頼られる存在になっていくと思います。



淡路町駅から歩いてすぐの事務所を訪ねる。

サンプラックスを取材するのはこれで2回目。どんなに忙しいときも、代表の齊藤さんはいつも穏やかに声をかけてくれる。

齊藤さんは、ディスプレイや舞台をつくる仕事をしたあとにイベント制作会社に入社。その後さまざまな経験を経て2008年に独立し、サンプラックスを立ち上げた。

きっかけになったのは、丸の内朝大学の前身となる「朝EXPO in Marunouchi」との出会い。

丸の内朝大学は、大手町・丸の内・有楽町エリアをキャンパスに朝7時台から開講する市民大学として、ビジネスパーソンの朝の時間をデザインしてきた。

ソーシャルアクションや表現、食、からだなど合計11の学部があり、多様なクラスが揃う。

たとえば東北の農業経営者と連携して新しい農業ビジネスを生み出し、震災復興に取り組むクラスのように、課題解決型の講座が多いのも特徴だ。

年齢も肩書きも、地域も関係なく、共通のテーマに興味を持った人たちが集い、自然とコミュニティが生まれていく。

サンプラックスは朝大学の事務局として、参加者の管理やWebやコンテンツの制作、クラスの実施者・会場担当者との調整など、関係するヒト・モノ・コトをつなげる役割を担っている。

「昨年の12月で朝大学は10周年を迎えました。これまでに2万人以上の方に通っていただいて。講座終了後も続くくらい濃いコミュニティで、逆に僕らがその勢いに負けることもあります(笑)」

サンプラックスでは、ほかにも大型の展示ホールをつかった展示会や企業のセミナー、株主総会、記念式典などのイベントの制作・運営も多数手がけてきた。

創業から11年。少しずつ受ける仕事の形も変化していると齊藤さん。

「昔はある程度やりたいことの方向性が決まった段階から企画が持ち込まれる場合も多かったけど、今は限りなくゼロから一緒に考えることが多いですね」

サンプラックスが朝大学で醸成したコミュニティを、地域でもつくれないか。そんな相談が全国各地から舞い込むことが増えたのだとか。

「丸の内のやり方をそのまま持っていってもうまくいかないので、地場に合った形でどう展開していくか。主体はあくまでその地域に暮らす人たちで、僕らがその活動をコンサルティングしていく。そういう関わり方もこれから一緒にやっていきたいなと」

「ただ、今は人も足りなくて依頼を受け切れない状態です」

丸の内朝大学も、以前は30代が中心だったのが、より多様な年齢層の人が集まるようになった。これまでつくってきたものを見直す、過渡期にある。

「きっとそのまま続けることもできるんです。でもせっかく面白いことができる環境が整ってきたから、今ここでもう一度見直しをしたいなと。イベント制作と事務局、どちらもテコ入れをして、もっとみなさんに喜んでもらえるようなものをつくっていきたいです」



齊藤さんにお話を聞いたあとは、会社の近くにあるWATERRAS(ワテラス)を見せてもらうことに。

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ショップやカフェが入り、さまざまな催しも行われる複合施設で、サンプラックスが催事の管理を委託されている。

WATERRASの中にある催事スペースで、山本さんに話を聞いた。

山本さんは、制作ディレクターとしてプロジェクトを担当しつつ、部長という立場で社内全体を見守る方でもある。

具体的には、日々どんなふうに仕事を進めているのだろう。

教えてくれたのは、大手町・丸の内・有楽町地区の街開きのイベントとして開催されたOPEN CITY MARUNOUCHIのこと。

「クライアントには、丸の内にあるいろんな建築物を見てもらったり、企業がどんなビジネスをしているのか知ってもらう『大人の社会科見学』をやりたいというイメージがあったんです」

やりたいことのイメージはあったものの、それをどのようにプロジェクト化すればいいのかまだ決まっていない状況だった。

そこで、山本さんは言葉になっていないアイデアを言語化することから始める。

「相手の頭の中がどういう状態になっているのか想像して、提案の内容を考えました。まずはwebサイトのイメージや運営方法、役割分担のやり方など大枠を考えて持っていったんです」

「僕も持っていったものがすべて正解だとは思っていなくて。でも最初から正解を見つけようとすると話が前に進まない。2ヶ月と準備期間も短かったので、ベースになるものを見せながら、イメージの擦り合わせをしていきました」

大枠が決まると、少しずつ詳細を詰めていく。

“OPEN CITY MARUNOUCHI”という言葉を初めて聞いた人にも主旨が伝わりやすく興味を持ってもらえるように。webページの構成や見やすさには特にこだわったそう。

会期がスタートしてからも、参加者の感想を共有し、随時ブラッシュアップや広報などを行ってきた。

「円滑に物事を進めていくだけでなく、風通しのいいチームづくりも僕らの仕事だと思っています」

チームづくり。

「そう。たとえば参加者からクレームが入ったら、それは悪いことじゃなくて。どんなことでも話しやすい雰囲気をつくっていければみんなで解決に向けて動いていける」

「クライアントさんありきの仕事なんですけど、できるだけお仕事をいただくというスタンスではなくて、一緒のチームという感覚でいますね」

誰のため、何のための企画なのか。軸をしっかりと持ち、筋道を立てていく山本さんの様子はとても頼もしい。お客さんから信頼される理由がわかる気がする。

一方で、イベントという形のないものを仕事にする難しさも感じているそう。

「僕らが売っているのは、当日に至るまでの過程の部分。正解がわからないなかで全力を尽くすって結構パワーがいるんです。失敗まではいかなくても、別のやり方があったんじゃないかなと反省することもあります」

関わる人全員が100%満足するものができることは滅多にない。だからこそ、それが次のイベントへの活力にもなる。

「この会社では売上だけでなく、イベントの継続性とか、形にしたことで世の中にどう良い影響が起きたかということも、評価しています。自分なりに考えて、こうしたらいいと思う!って臆せず意見を言ってくれたらうれしいですね」

山本さんはもともと、7年前に日本仕事百貨を通じて入社した人。

この会社の良いところを聞いてみると、自分のやってみたい仕事に挑戦させてもらえる風土、とのこと。

「この前、スペインのビルバオ市というところに行ったんですよ。新潟市とスペインのビルバオが協定を結んで、シェフを交互派遣するプログラムの運営をお手伝いさせてもらったんです」

スペイン!すごいですね。

「僕は外国に行ってコミュニケーションをとったり、知らない文化を体験したりすることが好きで。インターナショナルなコンテンツづくりにすごく興味がある。そういう話をちょこちょこしていたこともあって、この仕事がきたときに任せてもらいました。良い経験でしたね」

日々の仕事に丁寧向き合っていれば、自ずと自分の可能性も広がっていく。

お客さんから求められるもの、そして自分のやりたいことを一歩ずつ形にしている姿が印象的でした。



そんな山本さんの背中を見ながら、奮闘しているのが入社2年目の長谷川さん。

つるし雛の展示を前に、「これも私たちで設置したんですよ」とうれしそうに教えてくれる。

前職はフリーペーパーの営業をしていた。

「営業として数字を追い続けることが、あまり楽しいと思えなくて。お金も大切だけど、もっと関わった人とのつながりを大切にしていける仕事を探していたんです」

実際に入社してみてどうですか。

「間違ってなかった!って思います(笑)。いろいろやると聞いていたけど、思ったよりもなんでも任せてもらえてびっくりしています」

本来の担当は朝大学の事務局であるものの、昨年にはある施設の開所式の仕事も担当した。

「経験はなかったけど、クライアントとの打合せに同行したり、業者さんへの発注の仕方やマニュアルのつくり方を知ったり。齊藤や先輩にフォローしてもらいながら、一から学べています」

新しく入る人も同じように、既存のプロジェクトの事務局運営やイベント制作のいろはを学び、体感することから始まると思う。

最近は、朝大学である講座の企画運営を担当したという。

「アートを新たな視点でより身近に感じてもらおうというテーマの講座で。そのなかでオリジナルの模様を描いてトートバッグをつくるワークショップを開催したんです」

筆やバケツなど備品を手配しつつ、講師とも相談を重ね、実際にどんなバッグをつくるのか決めていったという長谷川さん。

講座が始まってから、手順がしっかりと受講生に伝わっていないのではないか、ということに気づいた。

そこで急遽、完成品のサンプルを補足資料として参加者に配布。その甲斐あって、当日は大きな混乱もなくバッグづくりが進み、喜んでもらえた。

「この仕事では、いろんな立場から良いイベントかどうか考えることが大事だなと感じています」

「私はまだクライアントや講師の要望をそのままのんでしまいがちなんですが、先輩は参加者が満足できる内容かどうか常に考えていて。ときには意見を出して、企画から一緒に考えたり調整をしたりしています。そういうことも必要なんだなって」

そのためには入念な準備が必要で、イベントの直前には帰りが遅くなることもしばしば。

苦労を厭わず、自分にできることを常に考え動く姿勢がなめらかな場の運営を支えているのだとあらためて感じました。



最後に齊藤さんが、スタッフを見ながらこんなことを言っていました。

「僕は常に、自分で考えたものを形づくっていくっていうことを目標にしてもらいたいなという想いがあって。時間がかかっても、いつか自信を持って自分がつくったものを最高ですって言えるようになってくれたらいいなと思いますね」

イベントを通していろいろな人や価値観と出会いながら、自分自身もまた良い方向へ変わっていくのかもしれません。

(2019/2/18 取材 並木仁美)

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