
「取材の寄り道」は、日本仕事百貨のメールマガジンで連載しているコラムのひとつ。2018年春からはじまり、日本のさまざまな場所へ取材に赴く編集者たちが、何気ないできごとを綴ってきました。その一部をこちらでご紹介します。
こんにちは。編集の増田です。
先日の取材帰り、つい撮ってしまったこの写真。というのも、最近踏切を目にする機会がほとんどないのです。
会社までは地下鉄だし、自宅の最寄りは高架駅。もしかしたら、この1年は数えるほどしか踏切に出会わなかったかも。
目の前を電車が通過していくのも、なんだか新鮮に感じる。
そういえば高校生のとき、駅の反対側にある河川敷まで体育祭の練習に歩いたなぁとか。車で踏切を渡るとき、なんでお父さんは毎回停まるんだろうと思っていたころのこととか。
もう忘れてしまったみたいに思い出すことのなかった出来事が、ふと頭の中に現れる。そういう体験、たまにあるんですよね。
…ちなみに地元は、最寄り駅まで車で15分の田舎まち。そもそも育ったところに踏切なかったわ、と書きながら気づいたのでした。
(2018/12/12配信メールマガジンより 増田早紀)
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