「取材の寄り道」は、日本仕事百貨のメールマガジンで連載しているコラムのひとつ。2018年春からはじまり、日本のさまざまな場所へ取材に赴く編集者たちが、何気ないできごとを綴ってきました。その一部をこちらでご紹介します。
こんにちは。日本仕事百貨の高橋(編集のほう)です。
ちょっと大げさかもしれないのですが、今、秘かに「この人に弟子入りしたい」と思っている人たちがいます。
福岡県広川町で出会った、中村ヤヨヒさんもその一人。
町の人に彼女のことを聞くと、
「食べきれないくらいのご飯を作ってくれた」
「畑やりたいって話していたら、翌日には農家の人に話をつけてくれていた」
「神奈川から下見に来た時、ヤヨヒさんと布団を並べて寝た」
など、ヤヨヒさんの人柄を察して余りあるエピソードが出てくる出てくる。
ご本人は「みんな私のこと“おせっかいおばさん”って思っちゃるかもしれん」と、笑っていました。
私がゲストハウスに泊まった時も、ヤヨヒさんは美味しいお茶(2Lのピッチャーで)とおにぎり(1人5個)を用意して待っていてくださいました。
人に優しくしたいと思っても、力加減がわからず尻込みしてしまいがちな私から見ると、誰に対しても、思いっきりおせっかいで優しく温かいヤヨヒさんはやっぱり素敵です。また会いたいなあ。
ヤヨヒさんへの取材の内容は「“好き”でつながる町で」という記事でも紹介していますが、「ひろかわ新編集」のHPを覗くと、ご本人のイラストを添えた「ヤヨヒの手紙」という連載もあるようです。
今かなり、続きが気になっています。
(2018/08/08配信メールマガジンより 高橋佑香子)
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