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交流をアップデートする
日常に出会いがある暮らし

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

「たぶん、人と人はコミュニケーションをやめられないと思います。今まで通りにできない部分はあっても、交流のかたちを僕たちは探り続けていきます」

異なる価値観やバックグラウンドに触れて刺激を得たり、誰かに自分の気持ちを聞いてもらって前向きな気持ちになったり。

人と人とが交わる場でしか生まれない、心の動きがあるように思います。

新たな出会いを求めて外に出かけることが気軽にできなくなった今、リアルに人とつながる場が自宅にあることは、大きな価値になっていきそうです。

入居者同士の交流を目的とした住まい「ソーシャルアパートメント」。

独立した個人の部屋に加え、キッチンやラウンジなどの充実した共用部を備えていて、ワンルームマンションとシェアハウスをいいとこ取りしたような魅力があります。

共同生活のなかで生まれる自然なコミュニケーションが、入居者に新たな気づきをもたらすことも多いのだとか。

このソーシャルアパートメントを運営するグローバルエージェンツで、入居希望者へのヒアリングや内覧案内を担う営業部のスタッフと、物件全体の仕組みづくりやサービス向上に取り組む運営部のスタッフを募集します。

(取材はオンラインで行いました。写真は提供いただいたものを使用しています)



グローバルエージェンツのオフィスは、渋谷駅から歩いて10分ほどの住宅街にある。

現在、出社は任意になっているそうで、今回はオンラインで取材を行うことになった。

最初に話を聞いたのは、営業部の菊地さん。入社5年目で、今は社内のシステムや入居者向けアプリの開発などを担当しているそう。

話を聞くのは3年ぶり。最近のグローバルエージェンツでは、どんな動きがありますか?

「物件数はどんどん増えていて、今年だけですでに3棟のオープンがありました。ソーシャルアパートメント全体の数は、もうすぐ50棟を迎えます」

代表の山﨑剛さんが2005年に立ち上げたグローバルエージェンツ。

留学先のロンドンでのルームシェア経験を原点に、住まいのなかで交流ができるライフスタイルを広めたいと、ソーシャルアパートメントを生み出した。

共用部が充実していることで、そこに自然と人が集まるようになり、コミュニケーションが生まれていく。

さまざまな国籍や職業の人たちと日常的に関わることで、外国語のスキルアップになったり、視野が広がり転職につながったり、なかには結婚する人たちがいたり。住まいでありながら成長や変化のきっかけの場にもなってきた。

「ただコロナ禍で、わたしたちが重要視してきた“交流”については、少し変化しています。以前はソーシャルアパートメント内でのイベントやパーティーも頻繁にあったけれど、今は感染対策も必要ですし、気軽には行えないのが現状です」

「それでも、リモートワークが普及したぶんワークラウンジがある物件の人気は高まっているし、外に出歩けないからこそ、家の中で誰かとコミュニケーションがとれることに価値を感じてくださる方もいます」

今年の5月にオープンしたのは、リモートワークに特化した「ネイバーズ鷺沼」。

その日の気分や仕事内容に合わせて選べる3種類のワークラウンジを備え、オンラインミーティングに対応した個別ブースもある。オープンして1週間で全60室が満室になったという。

そのほか、異なる物件の住民同士が交流できるオンラインラウンジの開設や、トークセッションのイベントをオンライン配信するなど、新たなコミュニケーションのかたちを模索しているそう。

コロナ禍でも前向きな動きがたくさん生まれていることを聞けてうれしくなりました。

「ありがたいことに事業規模も大きくなってきて、それにともなって新しいスタッフを募集することになりました。いろんな人と出会って世界が広がる、という経験をこれからも提供していけたらと思っています」



今回は、営業部と運営部でそれぞれスタッフを募集する。

まず話を聞いたのは、営業部の須田さん。入社2年目で、部のなかでは一番の若手なのだそう。

「営業の主な仕事は、お問い合わせのあったお客さんにヒアリングを行って、物件の内覧をご案内して、契約までつなげることです。10名ほどのスタッフで分担して、日々さまざまな物件に出向いています」

この取材にも、内覧を終えた後に渋谷の物件から参加してくれた。

もともとはアパレルショップで販売の仕事をしていた須田さん。

洋服から物件へ。扱う商品は変化したものの、目の前のお客さんに対して、一人ひとりに合ったものを提案する部分は変わらないという。

「意外だったのは、立地や設備以上に、『入居者さんはどんな雰囲気ですか』『どんなコミュニティがあるんですか』という、ソフト面の質問が多いことでした」

「自分がわかる範囲でお答えするのはもちろん、内覧中に共用部にいる入居者さんにちょっと話しかけて、教えてもらうことも多いです」

たしかに、ソーシャルアパートメントに住む人たちなら、快く応えてくれそうですね。

「みなさん、すごく丁寧に教えてくれるんですよ。私だけが説明するより、リアルな暮らしが想像できて説得力がありますよね。顔見知りの入居者さんと偶然会って、代わりに物件を案内してくれることもあります(笑)」

入社したら、しばらくは先輩スタッフとともに内覧に出向き、各物件の特徴や案内の方法を学んでいく。

それぞれの人に最適な物件を提案するためには、最初のヒアリングが何より大切。

30分から1時間ほどじっくり話を聞いて、家賃や立地などの条件面から、その人自身のこと、ソーシャルアパートメントにどんなことを求めているのかなどを深掘りしていく。

「毎日のように初対面の人と話をする仕事ですね。ただ、そのやり方は決まっていなくて。わたしの場合は、信頼してもらうためにどれだけ仲良くなれるか、ということを心がけています」

須田さんが過去に案内したお客さんには、転職をはさんで一年越しに入居を決めた方もいたという。

「わたしが独り立ちしたばかりのころに対応したお客さんで。一年前は入居に至らなかったんですけど、ずっと興味を持ってくれていて、連絡を取り合っていました」

「その方とは営業として接するときもあれば、完全にプライベートの自分で話しているときもあるんです。物件に住んでくれることで、内覧に行ったときに顔を見ることもできるし、長い付き合いになっていくことがうれしいですね」



“スタッフとお客さん”よりも近い関係性は、グローバルエージェンツならでは。

ソーシャルアパートメントに住みながら働くスタッフが多いことも理由のひとつだと思う。

運営部で働いて3年目の山本さんは、入社前からずっと「ワールドネイバーズ護国寺」に住んでいる。

「まだ入社する前、物件をまたいだ200人規模の運動会イベントで総監修をやらせてもらったんですよ、一入居者なのに(笑)」

「もともとは、そこに住んでるだけで実用的な英会話ができることに惹かれて住みはじめたんですけど、そんなイベントの幹事をするまでになるとは思いませんでした」

運動会を一緒に運営したグローバルエージェンツのメンバーとは、イベント後も何度か遊びに行くほどの仲になっていった。

前職は、海外インテリアブランドの日本代理店。転職を考えたタイミングで、彼らから採用イベントに誘われたことが、入社のきっかけだった。

運営部では、どんな仕事をするんですか?

「ソーシャルアパートメントの各物件には、清掃スタッフさんや、設備管理を担当するスーパーバイザーさんがいます。現地で対応いただいている方だけで100人以上になるので、人事としてチームのマネジメントをしたり、現場の彼らの声を吸い上げて全体共通のルールを決めたり、クレームがあったら協力して対応したり。より良いサービスを提供するために、日々動いています」

山本さんは主に設備などハード面を担当。スーパーバイザーの人たちと連携することが多いという。

「スーパーバイザーさんは管理人のような立ち位置なので、クレームを直に受けることもある仕事です。彼らの気持ちを受け止めながらも、事実をしっかりヒアリングして、全物件で標準化できるルールをつくっていきます」

たとえば、ある設備を新たに導入するとき、予算の都合上、全物件同時に入れることがむずかしいケースがあった。

そんなとき、「現在の設備が壊れた物件から順次新しいものに取り替えていく」というルールをつくったそう。

なぜ物件ごとに設備が違うのか、という質問を入居者から受けたときに納得感のある説明ができれば、スーパーバイザーがクレームを受ける機会も減らしていける。

「ただ、勘違いしてほしくないのは、クレームは全体のほんの数パーセント、ということです」

「運営部という性質上、クレームやトラブルと向き合う機会は多いけれど、そこにはサービスの改善ポイントが詰まっています。直接それを把握して、スピーディーに改善できる部署、とポジティブに捉えられる方に来てほしいですね」

ソーシャルアパートメントが提案する住まいの価値観は、まだまだ新しいもの。常にアップデートしていくため、最前線に立つのが運営部とも言える。

だからこそ、自分たちが大切にすべき価値はどこにあるのか、しっかりと軸を持つことは大切。

「共有部での入居者同士のトラブルも、普通の賃貸物件だったらほとんど起きないことなんです。それを加味しても、圧倒的にコミュニティがあることのメリットが大きいと思っていて」

圧倒的に、ですか。

「人って昔から近隣との交流を求めているし、コミュニケーションはやめられない。どんな住まいでも、隣の人の顔がわかったほうが安心だし、気持ちがいいじゃないですか」

「あえてむずかしいコミュニティ運営に挑戦するからこそ、ソーシャルアパートメントの価値を維持できるし、入居者にとって前向きな成長や変化のきっかけにつながっているんだと思います」

人と人が関わることは、ときに面倒なこともある。

でも、一人では得られないよろこびが得られるのも、誰かとともに過ごすからこそ。

今回紹介した仕事以外にも、須田さんはWebの記事作成やSNSの更新、山本さんは新規物件の開発など、幅広い仕事に取り組んでいます。そのほかにも、ホテルやカフェの事業部もあるから、そちらとの連携も生まれるかもしれない。

グローバルエージェンツで働くことで、自分自身の可能性も広げていくことができると思います。

(2021/8/27オンライン取材 増田早紀)

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