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人はどんなときに成長するのだろう。
目標を持つ?環境を変える?良い先生を見つける?
株式会社マーケットヴィヴィッドは、「営業ゲーム」という他にはないシミュレーションゲームを使い、営業を学ぶ機会を提供しています。
座学のような受け身ではなく、自然と前のめりになって楽しく学ぶことができると、さまざまな業種・職種に受けいれられてきました。

今回募集するのは、研修の成功を支える営業部のアシスタントスタッフ。研修開催までの準備や当日の運営サポート、事後フォローなどを担います。
仕事や社内メンバーとの相性を知るために、まずはアルバイトとして入社。自身のライフステージや働き方に合わせてアルバイトとして続けることも、会社と本人のタイミング次第では正社員を目指すこともできます。
あわせて、営業ゲームの企画・開発を担う企画部のアシスタントスタッフも募集します。
人の成長を支え、自身も成長していける仕事がしたい。そんな人にぴったりの職場だと思います。
東京・日本橋駅から徒歩1分。
高架下にある地下出口を出ると、すぐ目の前にPMOと書かれたビルを見つけた。

インターホンを押して、エレベーターで10階へ。
「こんにちは」と言って中に入ると、社員のみなさんが気持ちの良い返事で迎えてくれる。
会議室に案内してもらい、さっそく企画部部長の勝俣さんに話を聞く。

「企画部は、営業ゲームの新たなバージョンの開発や日々の運用、お問合せの誘導広告など、幅広い業務を担っています」
「仕事百貨さんではじめて掲載してから、もう5年。採用したスタッフが企画部には2名、その他の部署にも数名在籍していますが、みなさん本当に力になってくれています」
マーケットヴィヴィッドは、代表の藤井さんが2004年に立ち上げた会社。大手企業で営業の仕事していた藤井さんが、部下の教育をするときに感じた課題がきっかけとなった。
提案資料のつくり方やトークの組み立て方、座学での学びやロールプレイなど。やり方を教えるだけでは思うような成果には結び付かない。優秀な営業の頭の中を体系的に伝えるには、どうすればいいのだろう。
模索するなかでたどり着いたのが、学ぶ人が楽しみながら主体的に取り組めるゲームという手法。
「日本やアメリカを探してもそのようなゲームは当時存在していなくて。それならば自分たちで開発をしようと。東大の脳医学博士や、各業界のトップ営業と呼ばれる方々にも検証に参加いただき、4年の月日をかけて完成させたんです」

営業ゲームの内容は、実際の営業活動をリアルに近いかたちで体感できるもの。
モノポリーのようなすごろく形式で、目標金額の達成を目指す。考え抜かないと達成できないしかけが随所に施されている。
たとえば、実際の営業活動と同じように景気が悪化して、自分の抱える案件がなくなったり、クライアントのキーマンを味方につける必要があったり。景気、競合やお客さんの動きなど、状況は刻一刻と変化していく。
そんなハプニングに対して、ゴールから逆算して、限られた時間の中で一つひとつ判断をする。
「終了後に、ゲーム中の自分の行動を振り返ることで、『自分はどんな判断をする傾向にあるのか』『うまくいくのはどんな場合か』など、自身の営業スタイルへの気づきが生まれるんです」
受講する人の業種は、IT、銀行、保険、メーカー、物流、広告代理店、医療など。会社の規模もさまざまで、これまでに40種以上の業界で、のべ2万人以上が受講してきた。

もともとはボードゲームでの対面形式としてスタートした営業ゲーム。コロナ禍で集合研修ができなくなり、リリースしたオンラインゲームも3年が経過。
さらに、管理職向けにチームで予算達成を目指す「管理職版」や、新入社員・若手社員に向けた「新人版」など。個人の育成から組織のマネジメントまで幅広い支援ができるように、さまざまなバージョンを開発してきた。
「最近では受講者から、『自分がどのくらい成長したかを確かめるために、もう一度受けたい』という声をいただくことも増えてきました」
そんな声を受けて、いつでも・何度でも自分のペースで受講ができる「e‐ラーニング版」の開発も進めている。

「受講されるみなさんにとっては営業ゲームを受けた“その後”がとても大切なんです」
その後?
「『やって楽しかったね』で終わるのではなく、受けた方が成長して、きちんと成果につなげることが大事で。そのために営業ゲーム後のフォローも含めて、研修全体を設計しています」
研修後すぐに、気づきや学びを整理して、実務に沿ったアクションプランを立てる。その約2~3ヶ月後には、アクションプランの進捗を確認するためのフィードバック共有会を実施。
以降は定期的に、フォローアップ研修や、受講者と上司が面談を実施。実践と振り返りを積み重ねて、受講者も組織も着実にできることが増えていく。
「研修を通して鍛えられる力は、営業にかぎらず、人生においても役に立ちます。私自身もはじめて営業ゲームを受けたとき、若いころに受講できていればと思って。すべての社会人に受けてもらいたいと思っています」
「なによりお客さまの変化が見えると、自分のことのようにうれしくて。お客さまと一緒に成長を喜びあえる。そんな方と一緒に働けたらうれしいですね」
続いて話を聞いたのが、営業事務スタッフの此村(このむら)さん。社内では「こんちゃん」と呼ばれている。
3年前に仕事百貨の記事を読んで入社。新しく入る人の先輩として、ともに業務を進めていくことになる。

「ダンスを教えながら働ける会社を探していて。事情を話すと面接でお断りされることも多かったんです。そんななかで、『どんなことやっているの?詳しく聞かせてよ』と前向きに受け止めて、応援してくれたのがマーケットヴィヴィッドでした」
営業事務スタッフは営業と連携して、資料作成や備品準備など研修開催までの準備を進める。
研修当日は、資料配布や受講者のコメントを記録するなど、運営のサポート役も担う。

「研修サポートに出たり、お客さまからのメールの返信を私が代わりにしたりすることで、少しでも営業さんにしかできない仕事の時間を捻出できればと思いながら日々業務に取り組んでいます」
「『あの件進めておいてくれてありがとう。助かったよ』という営業さんからの言葉が励みになっていますし、受講者のみなさんの変化が見られることもうれしくて。それがこの仕事のやりがいだと思います」
はじめは受け身な姿勢だった受講者も、回を重ねるごとに少しずつ変化していくのだそう。
「初回のフィードバック共有会では、研修後に自分で立てたアクションプランをうまく実行できていない人もいれば、逆に資料を作成してどんどん計画を進めている人もいて。その違いを知ることが、お互いにとって良い刺激になるんですよね」

マーケットヴィヴィッドでの経験が、思わぬところで活きることも。
「管理職版の研修では、部下の未来を考えるワークがあって。代表の藤井から『ダンス講師の仕事にも役立つと思うから、ワークに取り組んでみたら?』とアドバイスをもらったんです」
「そこでダンス講師の自分を振り返ると、もっと生徒さんが喜ぶレッスンがしたいと思うようになって。一人ひとりに将来どうなってほしいか、そのためにどんなサポートや声掛けができると良いか、自分なりに考えるようになりましたね」

営業部は現在、営業4名と、営業事務スタッフの此村さん1名。二人三脚で進めてきたスタッフの卒業にともない、新しく仲間を募集することになった。
「フィードバック共有会では、講義に使用する資料作成にも一部携わっています。
提出いただいた課題を読んで、今後の営業活動の参考になる内容を取り上げて共有できたらと思うのですが、いまは一人でそこまで手が回らなくて」
「新しく入る人とは、まずは事務作業を分担していきたいです。一見地味な作業も多いですが、研修の成功には欠かせない仕事。人の成長を支えるために、地道な作業をいとわずにできる方と一緒に働けたら良いですね」
職場の雰囲気について教えてくれたのは、業務部アシスタントスタッフの菅さん。
社内では「すー」の愛称で呼ばれている。

これまで病院事務やカフェ店員として働いていた菅さん。マーケットヴィヴィッドに入社した当初は、かなり緊張していたそう。
「はじめは、お局さんがいたらどうしようと、ちょっと身構えていました。でも実際にはそんな方はいなくて」
「みなさん仕事に対して真摯な方ばかりで。他愛もないことも楽しく話す空気があって、すぐに安心して働くことができました」

研修資料や備品を一緒に確認するなど、営業事務スタッフとして新しく入る人とも接点は多いと思う。
働いていて、印象的なことはありましたか。
「うれしいことがあったときに、『やったね』ってみんなで喜んで。マーケットヴィヴィッドでは、特にその数が多いなと思います」
マーケットヴィヴィッドでは、社内外のやり取りほぼ全てをメールで全員に共有している。そのため、研修で受講者が発したコメントを、その研修を担当していなくても知ることができる。
「私は仕事柄、社外の方とのやり取りは少ないですが、営業ゲームでの受講者さんの感想や、継続して関わっているクライアントさんの成果など、いろんな出来事がメールで共有されるんです」
「なので現場に出向かなくても、お客さまのことがよく分かるし、うれしい報告があると、自分のことのようにみんなで喜ぶ。そういう文化があるのは、本当にすごいことだなと思います」
いつの間にか夢中になって自然と前向きに学び、気づいたら成長している。
そんな営業ゲームをつくり、進化させているみなさんは、人の成長を自分のことのように喜び合えるチームだと感じました。
一人ひとりを尊重する会社です。まずは気軽に応募してみるのもよいと思いました。
話してみることでわかることもたくさんあると思います。
(2025/05/19 取材 櫻井上総)


