町家で働き、暮らす
「ならまち」
ならまちはいい
町家の魅力は、そこに膨大な情報がアーカイブされていることにある。
時代に合わないからとスクラップ&ビルドするのは意外とかんたん。だけど、積み重ねられた時間の地層を読みとき、新しい価値を生み出す。アーカイブをまちの資産ととらえ、新しい経済活動を生み出す。
教育、建築、宿泊、風景、IT、ものづくり。業種職種をとわず、利活用の実践を営む人たちが集うならまち。
町家を改修した一棟貸しの宿。クラウドファンディングを活用する銭湯。古民家をリノベーションしたアイスクリームショップ。
ぐるりと歩くだけで、このまちに連綿とつづいてきた営みと今の重なりから生み出された仕事から、たくさんの刺激を与えられる。
そのクリエイティビティに魅せられて、多くの人がならまちへ集う。商いや移住の文脈でも人気のエリア。物件との出会いは、運とタイミング次第。町家をオフィス、あるいはオフィス兼住居として活用することも考えられそう。
ならまちはいいです。
ならまちのいいオフィス
いいオフィスを知ると、まちが見えてくる。奈良の企業をめぐる探訪記です。
bird birdに聞く「コミュニティはオフィスに必要?」
解体予定だった築100年の町家5棟を改修して、現代の町家暮らしを体験できる宿に。その後、町家暮らしを日常にしたい人のための賃貸事業を展開。紀寺町にのこる町家を引き受け、魅力を感じる人とつなぎ、あらたな町家の価値を生み出している株式会社スペースドットラボ。代表の藤岡俊平さんは、2023年に実家の隣りにある旧南都銀行・紀寺支店をリノベーション。シェアリングコミュニティスペース「bird bird」をはじめた。
サテライトオフィスをかまえる企業が成長するには、コミュニティとの接続が大切?
bird birdで、話を聞いた。
ならまちのいい物件
「このエリアをもっと知りたい」「こんな物件ありません?」などの問い合わせは奈良市のHPからどうぞ(外部サイトへジャンプします)。
(編集 大越はじめ 撮影 奥田しゅんじ)