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広く深く、どちらも諦めない
枠を超える不動産のプロ

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

日々刻々と状況が変化して、不確かなことも多い。そうしたなかで、拠りどころになるものってなんだろう?

たとえば、信頼できるひとたちとの関わりはその一つだと思います。

日本ビルディング経営企画は、不動産業と建設業を主に営む会社。

不動産コンサルティングや土地の買い付け、企画や設計・施工、さらには管理・運営など。不動産と建築に関する一連の流れを担っています。

関係性を築いてきたお客さんたちに対して、一つひとつ質の高い仕事をしたい。そんな思いがあって、建物ができる前から完成後の管理まで、一貫して手がけているのだそう。

今回は、不動産部門のメンバーを募集します。

求めているのは、不動産の売買や賃貸の一連に携わる営業担当と、物件の管理運営や自社物件のPRを行うバックオフィス担当です。

(オンラインでお話を聞き、写真は提供いただいたものを使用しています。)


これまでも日本仕事百貨で何度か紹介してきた日本ビルディング経営企画。

代表の千葉正胤(まさたね)さんが、江戸時代からの家業である製薬メーカーをたたんで創業したのは1986年のこと。以来、不動産にまつわるさまざまな事業を展開してきた。

千葉さんのつながりもあり、お客さんは何代も続く資産家や経営者が多い。リピーターや紹介での仕事がほとんどだという。

以前オフィスに伺ったとき、気品のある空間に少し緊張したのを思い出しながら画面をつないだ。

「こんにちは」と明るい声で話しかけてくれたのは、事業本部のある新宿店の店長を務める高野さん。これから加わる人の上司となる。

最近はいかがですか?

「こういう社会状況のなかでも、うちはほとんど影響を受けていないです。最近、オフィスを増築してギャラリーもつくったところで。中にクラシックカーを展示しているんですよ」

クラシックカー、ですか?

「ええ。以前うちで建てていただいたガレージハウスの物件が、雑誌で大きく取り上げられて。とても好評だったんですね。お客さまには車好きの方も多いから、ギャラリーをつくったらどうかという話になって」

写真を見せてもらうと、ラグジュアリーで開放感ある空間が広がっている。

「やっぱり私たちのつくる空間を実際に見ていただくほうが、お客さまにもイメージしていただきやすい。お客さまとのご商談やミーティングもここで行っていますが、お話が盛り上がるんです」

「すでに新たなデザイナーズ物件の受注にもつながって、私たち自身も楽しみながらお仕事ができています」

日本ビルディング経営企画が手がける物件は、一つひとつこだわって建てるため、時間もかかるという。

「先祖代々築いてきた資産を、より良い形で後世に引き継ぎたいと考えているお客さまが多くて。その気持ちに応えるために、あらゆる角度から検討し、ベストなプラン立案していきます」

「ご要望やご状況は、十人十色。本当にオーダーメイドの空間づくりですよね」

先々への投資になるように。まずは丁寧にヒアリングするところから。

たとえば、投資用物件の購入を検討しているお客さんにも、具体的な購入の話に入る前に、職業や収入、家族構成、資産状況や投入資金額など、背景を聞いていく。

それらを踏まえて、ローンの組み方や相続時の対策、建物の管理コストまで考慮し、プロジェクトの全体像を描く。

そして、購入する土地のポテンシャルやエリアに合った入居者のターゲットを見極めて企画を練り、具体的な形に落とし込んでいく。

建物が完成したあとも、安心できる入居者を選ぶところまで。

ここまで総合的にサポートできるのは、日本ビルディング経営企画だからこそ。

できる仕事の幅を広げること。そして常に質を高めていくこと。

簡単ではないけれど、それらを両立して、とことんやる。

「本当に満足していただけるサービスを突き詰めたら、不動産に関係するすべての領域について知る必要が出てきて、全部自社で手がけることになりました。一級建築士事務所や特定建設業の免許も、その流れで取得して」

「お客さまに満足していただくのはもちろん、自分たちにとって納得のいく仕事をすることを大切にしています。それを極めようと思ったら、おのずと広くやることになっていくんです」


広く関わり、自分たちも納得のいく仕事を。

続いて話を伺った萬川さんは、そんな横断的な仕事に手応えを感じているそう。

以前はコーポラティブハウスをつくる会社に長く勤め、5年ほど前に日本ビルディング経営企画に入社。

今は土地や物件の仕入れや売買、企画開発や募集用広告の作成など、不動産部門でさまざまな仕事をしている。

「これまでは不動産部門のなかで、企画と売買と賃貸というように分けていたんですけど、今はその枠組みを取り払おうと考えていて」

なぜ、そうすることになったんですか?

「弊社の場合、売買物件は自社で企画したものも多く、購入いただいたあとも賃貸の管理運営をお任せいただくケースがほとんど」

「一人の担当者が、前後の文脈まで含めてどういう物件か理解したうえで対応したり、その後の運営状況を把握したり。全体的にサポートできたほうが、お客さまの安心感も違うと思います」

満足度の高い仕事をするためにも、一人ひとりがオールマイティに動けるようになっていきたい。

横断的に役割を担えるようになれば、プロジェクトのコアな部分にも裁量権を持って関わりやすくなる。

「仕入れで言ったら、土地を買うだけで1〜2億円するという場合もあって。一般的に購入は難しいという判断になることも多いんですが、うちだと最初の組み立てをしっかりして事業的に問題ないと判断すれば、買うという決定を下せる。最初からあまり制限されずに進められるのはいいなと思います」

「建築プランを考えるときも、縦割りでないほうが自由なご提案がしやすいです。それに、コンセプトに合った建築家の方に設計をお願いしやすい環境もあります。なかなかそこまで関われるところは、少ないのかなと思いますね」

幅広く、専門的な知識が必要な場面も多い。不動産業界の経験者でないと、仕事に慣れるので精一杯かもしれない。

「ただ、」と萬川さん。

不動産業界での経験があればいいかというと、そうとも限らないのだそう。

「売買のエキスパートが賃貸業務もスムーズにできるかというと、そうでないこともあると思います。うちの場合、幅広い領域の壁を取り払って考えられる柔軟さや、ちょっとした気配りを持ち合わせていることも必要だと思っていて」

「たとえ経験がなくても、これまでの人生経験で育ててきた軸のようなものを持っている人がいいなと。今年入ってきてくれた人も不動産経験はなかったんですが、うちに馴染んでくれているので。ぜひ話を聞いてみてください」


そんなふうに紹介してもらったのが、営業担当の涌井さん。

前回の記事をきっかけに、インターンを経て今年の2月に入社したそう。

「以前はテキスタイルの仕事を個人で受けていたんです。ものづくりの現場に入って、職人さんたちと直接コミュニケーションしながら形にして。そんな働き方を18年ほど続けてきました」

テキスタイルから不動産。業界だけで見たら大きな方向転換にも思えるけど、涌井さんのなかでは同じ文脈上にある仕事だという。

「もともと衣食住に興味があって。カーテンや絨毯、ベッドメイキングセットの企画もしていたんです。お部屋の中身をつくることが好きだったんですね」

「あとは、お客さんとしてマンションを売ったり買ったりしたことがあるんですが、そのときの接客の仕方や物件広告の見せ方に、『自分だったらもっとこうするのにな』と思うことがあって。今までの経験を活かしながら、衣食住を通じて人の役に立てたらなと。漠然とした思いだけど、それで応募しました」

人と接する仕事が得意なこともあり、今は高級物件の内見案内など、賃貸業務を中心に担当している。

この日も午前中の会議後、物件を案内したり、入居者からの問い合わせ対応をしたりしていたそう。

内見のとき、お客さんとはどんな話をするんですか?

「お一人おひとり、話す内容は変わってきます。事業目的で借りたい方とはお仕事の話が中心ですし、住居として借りたい方であれば、通勤時間の目安や暮らし方のイメージなどを主にお聞きしていきます」

「お客さま同士で話し合ったほうがよさそうなときは一歩引いて見守ったり、話題に困っていそうだなと感じたときは、自分から率先して家具の提案をしてみたり。本当にいろいろです」

以前、お客さんとこんなやりとりがあったそう。

「うちが管理しているマンションにお住まいの方で、その日は事務所として使う物件を探しにいらっしゃったんです。お住まいのそばに新築物件が建ちましたとお話ししたら、当日すぐ見に行きたいとおっしゃって」

「何部屋かご案内したのですが、すごく迷われていたんです。『もう一回見ましょう』と、1時間くらいかけて5部屋、行ったり来たりしながらご案内しました」

時間はいくらかかっても、お客さんが自分で納得できることが大事だと話す涌井さん。

最終的にそのお客さんとは、まとめて3部屋の契約が決まったそう。

「お客さまとのあいだでも、一緒に働く人とのあいだでも、自分なりにどう信頼関係をつくっていけるか、常に考えながら仕事をしています。人間関係をよりよいものにデザインしていきたい」

もう一つ、働くうえで涌井さんが大事に思っていることがある。

「いろんな生き方があると思うんですけど、日々同じことを繰り返していてもスキルアップはしないじゃないですか。達成感というか、向上心というか…。『今日、何かを得た』という実感をもって日々仕事をしたい。そういうマインドの人と働きたいですね」

涌井さんは今、賃貸業務のほか、インテリアの仕事に加わることもあるそう。

とあるプロジェクトではカーテンをコーディネートし、余った生地でクッションをつくって、サプライズでお客さんにプレゼントしたんだとか。

「不動産会社だからこうじゃないといけないって決めてしまうのはもったいないと思うんですね。そういう意味で、この会社はとてもマルチに取り組んでいて、自分には合っていると思います。もちろん難しさもありますけどね」

涌井さんのように、不動産業界での経験はなくても、ほかの分野での経験が活きることもある。

たとえば、不動産取引では民法などの知識も求められるため、法律に詳しい人だとスムーズに理解できるかもしれない。

また、今後は自社物件のPRにも力を入れたいそうだ。ライティングや編集のスキルを活かすチャンスもある。

自分の腕を磨きながら、多岐に渡る仕事に向き合っていく。

簡単ではないと思うけれど、確実に積み重ねていったその先で、大きな手応えと自信を掴める環境だと思います。

(2020/07/21 取材 後藤響子)

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