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ちょうどいい距離感で
「ただいま」の空間を
つなぐレール

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

「Rバンクってなんの会社?って、よく言われるんです。お客さまからご依頼があれば不動産の仕入れ、ビル売買、賃貸管理にホテル経営、空間デザインやコンサルの仕事もあります。そしてこれからも時代のニーズに合わせてもっといろんなことに取り組んでいく予定です」

「ただ、私たちが共通して目指し続けるのは、人が心地よく過ごせるコミュニティをつくることだと思います」

そんなふうに話すのは、株式会社Rバンク取締役の金子さん。

女性が安心して暮らせるシェアハウスや、多世代共生型の集合住宅など、人と人が交わりながら暮らせる空間を多く提案してきました。

シェアハウスやホステルというと、出会った人同士が積極的に関わり合う雰囲気を想像するかもしれませんが、Rバンクが大切にしているのは、個々が自分のペースを保てる、ほどよい距離感。

さっぱりした関係と、相手を気遣う優しさ。そのバランスは、金子さんや一緒に働くスタッフのみなさんのあり方にも共通しているように感じます。

今回は、ここで賃貸管理やホステルの運営などを担うスタッフを募集します。仕事を一つひとつ自分のものにしながら、居心地のいい空間づくりに携わる仕事です。



話を聞くために向かったのは、穴守稲荷という駅。羽田空港からほど近い京急線の駅なのだけど、途中下車するのははじめてだ。

大きな鳥居が迎えてくれるこのまちに、Rバンクの運営するホステルがある。

住宅街をしばらく行くと見えてきたのが、「plat hostel keikyu haneda home」。

ドアを開けると、リビングルームのような雰囲気の空間が広がっている。

はじめて来る場所だけど、すっと肩の力が抜けて、友達の家に来たみたいな気分になれる。これは以前、浅草にある店舗を訪ねたときにも感じたことだった。

約束より少し早く到着してしまったので、マネージャーの佐藤さんが先に館内を案内してくれることに。

「ここは“haneda home”という名前の通り、空の旅をしてきた人が帰ってくる家のような場所。私たちも、お帰りなさいっていう気持ちで迎えたいなあと思っています」

エレベーターホールのチョークボードには、ウェルカムメッセージとともに鯉のぼりが描かれていた。スタッフが季節ごとに手描きで更新しているのだとか。

2階と3階の客室は、個室とドミトリーの2タイプ。

室内は一見シンプルに見えるけれど、ちょうどいいところにハンガーラックがあったり、人の視線を遮る仕掛けがあったり。さりげない気遣いが感じられる。

窓の向こうには、わずかに花を残した桜の木が見えた。

「満開のときはすごくきれいですよ。ここの内装も桜がテーマで、小物も桜色のものを揃えているんです」

電気のスイッチのそばには、浮世絵をモチーフにした小さなカードが飾ってある。

羽田空港のそばのホステル。2020年の春に開業したときは、きっとインバウンドを想定していたはず。佐藤さんたちは、昨年1年をどんな気持ちで過ごしたんだろう。

そんなことを考えながらフロントに戻ってくると、到着した金子さんが笑顔で迎えてくれた。

そのジャケット、きれいな色ですね。

「今日は、ちょっとここのテーマに合わせてみようと思って、桜色にしてみました」

いつお会いしても、ハキハキ明るいトーンで話してくれる金子さん。輪に加わると、まわりの空気までパッと切り替わるような感じ。

お会いするのは1年半ぶり、4回目だ。

「ちょうど去年の今ごろに本社を中目黒に移転したんです。一緒に働くメンバーも20人を超えて広いスペースが必要になってきたし、私たちの空間づくりに対する考えを実際に見ていただける場所にしたかったんです。駅からのアクセスもいいので、今度ぜひ、遊びに来てください」

Rバンクはもともと、渋谷駅から1時間圏内ほどのエリアに、中古物件をリノベーションした女性向けシェアハウスを多く手がけてきた。

女性が安心して暮らせる心遣いや、多様なライフスタイルを楽しめるデザイン性で、「Rシェア」というブランドを確立。

3年前には、その実績を買われて京急グループ傘下に。沿線の不動産を活かした空間づくりを続けている。

このホステル事業も、浅草からスタートして現在は都内4店舗のほか、空でつながる玄関口として札幌にも新しい店舗を準備中。

羽田はもともとインバウンド需要を想定していたものの、国内のリピーターに支えられているという。

「去年の今ごろは、先がどうなるかわからず、スタッフの子たちも元気がなかった。だけど、立ち止まるわけにはいかなくて。私も率先して現場に足を運ぶことを大切にしてきました」

「コロナ禍で孤独を感じたりストレスを受けたり、社会がピリピリしていく。そんななかで、シェアハウスやホステルがどうあるべきか、みんなで一緒に考えてきたんです」

消毒やソーシャルディスタンスを呼びかける掲示物も、安全のためとはいえ、警告が常に視界に入る空間では心が落ち着かない。

張り紙を少なくする代わりに、チェックイン時にマスクの着用や手洗いを丁寧に呼びかけることで、自然とお客さんも協力してくれているという。

「うちの施設を利用されるお客さまは、話せばわかってくださる方がほとんどですね。それはシェアハウスの入居者さんも、オーナーさんも同じです。おそらく、同じコンセプトに共感して集まった人たちだからだと思うんです」

たしかに、私も何度か取材させてもらううちに「Rバンクらしさ」ってあるなあと感じていて。この空間も、まさにそうですよね。

すっきりしていて気取らないデザインと、ちょっと心が和む小物があって。ホステルなんだけど、“うちのリビング”みたいな感じで自然に過ごせるというか。

「ライフスタイルが多様化していくなかで、私たちも新しい提案を続けたい。住宅やホステルだけでなく、今後はコミュニティスペースや公共施設のような案件も手がけていきたいですね」

Rバンクが数年前から取り組んできたのが、多世代が一緒に暮らせる集合住宅「hagu組む」という新しいブランドづくり。

金子さんと一緒に企画運営を担っている中牟田さんにも話を聞かせてもらう。

「hagu組む」の第1棟目は、神奈川・東戸塚郊外の古い公団住宅をリノベーションした物件で、自然豊かな環境でペットと暮らせたり、室内をDIYできたり。

通常、集合住宅では実現しにくい、こだわりやニーズを取り入れることで、さまざまなライフスタイル人たちが一緒に暮らすコミュニティが生まれた。

「築年数も古く、駅からも遠くて、決して条件はよくないんですが、入居率は90%台を維持し続けています。キャンセル待ちの方もいるくらい。それもやっぱりコンセプトに共感してくださっているからかなあと思います」

この春、「hagu組む」をブランドとして商標登録し、同様のコンセプトでほかの地域にも展開していく予定だという。

Rバンクで働き始めて10年目になる中牟田さん。

もともと賃貸管理の担当として、オーナーや入居者と接する仕事を長く任されてきた。以前お会いした際には、「賃貸管理は目の前の仕事をコツコツ地道に積み上げていける人に向いている」と話してくれたこともあった。

賃貸管理チームに入ったばかりの人はまず、間取りや敷金礼金などの条件が一覧できる「マイソク」という資料づくりから仕事を覚えていく。

一方で、今中牟田さんが担当されている企画の仕事は、地道さだけでなく発想力も必要な気がします。

「それも日々の仕事の積み重ねだと思います。たとえば、賃貸管理には退去されたお部屋の原状回復の仕事があって」

「ただ元に戻す作業と思わずに、どうすれば次に入居する人がよろこんでくれるか想像しながら、修繕や内装のリニューアルをオーナーさんに提案してみる。その感覚が企画につながっているのかもしれません」

Rバンクの管理する賃貸物件は、小さな木造アパート、コンセプトやデザインをしっかり持った住まいや空間と、さまざま。物件の特徴やニーズを把握し、オーナーや入居者の人物像をイメージしながら、強みやアピールポイントを考えていく。

「私たちが扱うのは、不動産というハコなんですけど、やっぱり大前提として、人が好きっていうのは大切なことだと思います。オーナーさまやお客さま、同僚も含めて、他人に興味を持って接する気持ちが大切ですね」

「設備のトラブルで入居者さんからクレームを受けたときも、すぐに『どうしよう!』って慌てずに、相手が怒っている理由を知ろうとする。そんな姿勢が伝われば、相手の態度も柔らかくなるし、仕事も楽しくなっていくような気がします」

相手に寄り添いながらも、客観性を持って。

さっぱりした人当たりは、 Rバンクで働く人たち同士の関わり方にも重なる。それぞれが快適な距離感を保って働いているという。

産休から復帰して子育て中の人もいれば、社会に出たばかりのメンバーもいる。部門や担当が違っても、完全な縦割りではなく、月に2回の全体会議で進捗案件の情報やノウハウを共有しながら仕事を進めていく。

コロナ禍でイレギュラーな対応を強いられた2020年は、ホステルで働く佐藤さんたちも、シェアハウスの事業のお手伝いもしたそう。

さまざまな事業を展開していることが、社会情勢の変化に対するリスクヘッジにも、スタッフ同士の刺激にもなる。

「私はもともと数字が苦手で。以前はとにかく目の前のお客さんのサービスに注力していたんですけど、賃貸やほかの部門の方たちと話をしていくうちに、少しずつ定量的な目標意識を持てるようになりました」

最近はホステルのメンバーと話しながら、どうしたらお客さんを増やせるか、広報の仕方を工夫するのも楽しくなってきたという。

「ホステルの仕事って、お客さんと楽しく話して、キラキラしたイメージもあるかもしれないけど、それはごく一部で。掃除をしたり、メンテナンスをしたり、裏方の仕事がほとんどです。自分の力だけでできることは少ないので、チームとして働くのが好きな人がいいですね。まずは、元気で明るいことが大事かな」

今は、新しくできる札幌店の準備にも忙しいという佐藤さん。

京急沿線から、空を越えて。Rバンクのリビングは、今後もいろんな場所に増えていきそう。

場所や規模が変わったとしても、その場所に帰ってくる人を思って部屋を整える。Rバンクの仕事は、そんな思いやりの延長に続いている気がします。

(2021/4/16 取材 高橋佑香子)
※撮影時はマスクを外していただきました。

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