自分をひらいて
産地に飛び込むインターン
オープンハサミ2024

400年以上にわたって焼きものをつくってきた、長崎県波佐見町（はさみちょう）。

ものづくりの文化を次世代へとつなぐ波佐見焼の職人を、これまでも日本仕事百貨では募集してきました。

2023年2月には、波佐見町に滞在してさまざまな企業の仕事に携わるインターンシッププログラム「オープンハサミ」を実施。

この企画を通じて、10名の参加者のうち３名が移住・就職につながっています。

今回は、2024年2月に開催する第２回オープンハサミの参加者を募集します。

期間は2/4(日)〜2/9(金)の約１週間。

初日はお昼に集合して、波佐見のまちを一緒に回ります。

波佐見焼の大きな特徴のひとつが、分業制。型屋さんや生地屋さん、窯元や商社などさまざまな人の手を介して器をつくり、販売しています。

ただ、言葉で説明されてもあまりピンとこないかもしれません。実際にまちを回りながら、自分の目で見て話を聞いて、まずは全体感を掴んでもらいたい。そうすることで、その後のインターンにおいても理解が深まり、コミュニケーションもしやすくなります。

当日案内役を務めてくださるのは、波佐見焼振興会の山下さん。日本仕事百貨の編集者で、波佐見から車で30分ほどの場所に住む中川晃輔も帯同します。

病院やスーパーはあるのか、遊びにいくとしたらどこ？など、焼きもの以外でも気になることがあれば、気軽にわたしたちに聞いてください。なんでも答えます。

２日目の2/5(月)は、インターン先となる４社を交えたオリエンテーションからスタート。

その後は各社を訪ねて、社長自ら会社を案内していただきます。夜には懇親会も。

企業側も参加者側も、仕事の面でのマッチングだけでなく、お互いの人となりが見えてくる時間になればと思っています。

どんな４社が参加するのか、気になる方はぜひ下記の記事も読んでみてください。

そして2/6(火)〜2/9(金)の４日間は、各社でのインターンを実施します。

その会社に新人として入社したら？という前提で、現場の作業やリアルな仕事の流れを体験していただきます。ひたすら地道な作業を繰り返す現場もあれば、社長に付いて取引先に同行することもあります。

どの企業でのインターンに参加するかは、前日夜に参加者同士で話し合って決めます。１日ごとに違う会社の仕事を体験することもできますし、同じ会社に続けて通うことも可能です。

お目当ての会社がある方も、ぜひほかの現場でも働いてみてください。いろんな環境を経験することで、会社ごとの特徴が相対的に見えてくると思います。

たとえ自分に合う仕事が見つかっても、悩みや喜びを共有できる「同期」がいない。産地を取材するなかで、そんな声をよく耳にします。

そこで約１週間のインターン中、参加者は原則として、共同宿舎の「西海ハウス」で寝泊まりしてもらいます。

リビングでおしゃべりしたり、車で５分ほどの温泉に入りにいったり、自室でゆっくり疲れを癒したり。いろんな過ごし方ができると思います。

人と関わるのが多少苦手な方でも参加しやすいように配慮はしますが、ある程度は参加者同士で関わる機会があることをあらかじめご了承ください。

近くにはスーパーやコインランドリーもありますし、自炊も可能です。古い大きな一軒家で、波佐見の冬を過ごすには少し寒いので、暖かい格好でご参加ください。

前回のオープンハサミでは、10名の参加者のうち３名の方がプログラムを通じて移住・就職を決めました。また、すぐに移住にはつながらなくても、引き続き波佐見で働くことを検討している方もいます。

今回のプログラムは、そんな先輩移住者のみなさんにもサポートしてもらいながら運営していきます。西海ハウスにひょっこり遊びにきてくれることもあるかもしれません。

どんな動機で参加して、何が決め手になったのか。働きはじめて、今どんな感じ？

参加を検討している方は、おふたりの先輩移住者にインタビューした下記のコラムも読んでみてください。

また、波佐見のまちについてもう少し知りたいという方は、こちらのページからどうぞ。

いつかものづくりの仕事に携わりたい。でも、これまでは経験も糸口もなかった。

そんな方にとっては、いいきっかけになるプログラムだと思います。

どんな方々とお会いできるか、楽しみにお待ちしています。

 

 

 

1/9(火)の20:00から、波佐見焼振興会・山下さんをゲストに迎えたしごとバーを開催します。

参加にあたって気になることがあれば、直接いろいろと聞いてみてください。

イベントの詳細はこちら。